アジアパシフィック パナソニックオープン

国内男子

川村昌弘 全英Vに向けて大きなツアー初V!

大会ボランティアたちの祝福を受ける川村昌弘 アジアパシフィック パナソニックオープン(2013)(最終日) 写真・村上航
大会ボランティアたちの祝福を受ける川村昌弘 アジアパシフィック パナソニックオープン(2013)(最終日) 写真・村上航

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 川村 昌弘 -4 -9
2 S・J・パク -1 -8
3 Y・E・ヤン -2 -7
4T リャン・ウェン・チョン -3 -5
4T ブラッド・ケネディ -1 -5
4T 貞方 章男 E -5
7T W・オームズビー E -3
7T 山下 和宏 E -3
9 李 京勲 -1 -2
10T G・ティヤロンキャル -3 -1
アジアパシフィックパナソニックオープン(9月26~29日、大阪府・茨木CC西C、7328ヤード、パー71)

 最終組一つ前でプレー。18番(542ヤード、パー5)終了時点で9アンダーの単独トップでホールアウトした20歳の川村昌弘。1打差8アンダーでプレーしているS・J・パクの結果次第でプレーオフ突入もあるが、川村はクラブハウス周りをうろうろしていた。ボールを転がしながら後続を待つ選手が多いのだが、

「取り返しのつかない1打を打ちたくなかったのです。ハーフターンでインターバルがあるときも、球は打ちません。遊び球、気持ちの入らない球は打ちたくないのです」

 パクがバーディパットを外したことから、実質プロ2年目の川村のツアー初優勝が決まった。18番グリーンが見える練習グリーンでその様子を見ていた川村は、小岸秀行キャディと抱き合って喜んだ。

「プレーオフになると思っていましたから、正直ビックリしました」

 気合が空回りしがちな決勝ラウンドでは、小岸キャディと“しょーもない話”をしながらリラックスした。最終日の内容を一つ紹介すると、

「『カミさんとケンカばかりなんだよ。どうしよう』と、川村選手に声をかけたのですが、『結婚とはそういうものではないのですか?』と20歳の若者に返されました(笑)」(小岸キャディ)

 リラックスかつ気合が入って臨んだ終盤17番でバーディ。川村が18番のティグラウンドに上がった時点では、パクがトップだったが、

「かなり緊張していました。でも、風の向き、球筋等は関係なく、小岸さんと最後まで気持ちよく振ろうと振りました」

 フェアウエーからのセカンドショットも、川村自身が“決め球”と称する右から回す球で2オンに成功。ピン下7メートルを2パットで決めた。ピタリと寄ったバーディパットがウイニングパットになった。

「プロ実質2年目での優勝は、早いのか、遅いのか分かりません。高校3年生のときは、自分の実力ではプロ入りは早いのかと悩んだこともありました。でも、どうせなら早く厳しい場所でと自分で決めて、もしファイナルQTを失敗してもプロになるつもりでした」

 自ら決断して、飛び込んだプロの世界で頂点に立った。

「“接待ゴルファー”の父の影響でゴルフを始めましたが、スイングは独学です。ただ、スイング作りはしません。すべては自分のフィーリング、感覚です。今回の優勝でアジアンツアーの出場権を獲得できたことはうれいしいです。アジアには挑戦したかったですからね。将来の目標は全英オープンで優勝すること。そのためにも、いろんな国でゴルフをしたいです」

 松山英樹、小平智に続いて、また一人楽しみな若手がツアーで大きな結果を出した。

文・井上兼行

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