中日クラウンズ

国内男子

松村道央 11番のダブルボギーが優勝につながった

「(18番は)パーでいいと思えたので」と松村
「(18番は)パーでいいと思えたので」と松村

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 松村 道央 -3 -2
2 松山 英樹 -3 -1
3T 片山 晋呉 +3 +2
3T スティーブン・コンラン E +2
5T 武藤 俊憲 -3 +3
5T 山下 和宏 -1 +3
7T 近藤 智弘 -2 +4
7T S・K・ホ E +4
9T 趙 珉珪 -2 +5
9T 李 京勲 -3 +5

松山英樹の猛追を振りきり、逆転で3年ぶりの優勝を手にした松村道央。印象的だったのは16番パー4からの攻防だ。

16番で一つ前の組で回る松山英樹がバーディを奪って、1打差に迫った。対する松村だが、16番の3打目はガードバンカーからピンの上7メートル。外せば再び並ぶ状況だが、

「パーを取るためにも、少し強めに打ちました」

としっかり沈めた。

続く17番パー3で松山は、ティショットをピン上5メートルにつけたが、下りの難しいパットを2メートルオーバーして、3パットのボギー。他の選手もここはグリーン上で苦しんだが、松村はピン上10メートルに乗せ、バーディパットを1.5メートルオーバーしたが、それを入れてパー。

そして、最終18番パー4。松山はバーディを奪って1打差に追い上げたが、

「パーでいいと思えたので」

という松村は、2打目をグリーンオーバーしたものの、冷静に80センチに寄せて優勝を手にした。

この手に汗握る攻防を制することができたのは、11番パー4のダブルボギーが大きく影響しているといえるだろう。

同組の片山晋呉は同ホールでバーディを奪い、松村に1打差に迫った。前日、松山がダブルボギー、片山がバーディを奪った14番を境に、形勢は逆転している。強い片山を知る松村は、

「スキを見せたらやられる」

と、ここが勝負どころ考えた。だからこそ一度は冷静になり、それが12番、15番のバーディにつながったといえる。

もう一つは、11番でのパッティングだ。手前のバンカーからの3打目は、ピンの上8メートルに乗った。しかし、下りのパットを1メートルショートして、それを外してダブルボギーとなった。

「昨日までのイメージだとちょうどいいぐらいだったのですが、ショートしてしまいました。ここはグリーンが速いので、下りの1メートルがすごく難しい。11番は下手したら、4パットの可能性もありましたからね。下りの1メートルより、上りの1.5とか2メートルのほうが、ボクは打ちやすいです」

少し強めでもいいから、上りの返しが打てたほうがいい。この考えが16番のパーパットを強めに打てたことにつながり、17番もいいタッチで打てたというわけだ。

ショットメーカーとして定評のある松村だが、ここ数年、クラブが寝るミスが多かった。先週のつるやオープン3日目からクラブを立てて、少しアップライト目に上げて振ることで修正できた。特に、芝が薄く砂が多く入っている中日クラウンズでは、クラブが寝るとアイアンショットではスピンが入らない。大会直前にショットを修正できたことも奏功した。

スタート前に「全英で待っているぞ!」と、すでに出場権を持っている師匠の谷口徹から激励のメールが届いた。

「優勝することで、世界のメジャーも見えてくるし、久しぶりに行きたくなりました。今年は最低1勝という目標を立てたので、次は日本タイトルを取りたい。そして世界ですね」。

2010年シーズンから師と仰ぐ谷口について、こう続けた。

「賞金ランキングで上回ったのが1回だけです。毎年上回れたら一流だと思うので、それを目指して頑張りたいです」

かつての常勝者・片山晋呉、勢いに乗る怪物ルーキー・松山英樹との争いを制した。この優勝で松村は、ひと皮むけるのではないか。

文・小高拓、写真・村上航

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