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14番のバーディパットが片山晋呉に火をつけた!?

松山英樹をジワジワ追い込み、強い片山晋呉が帰ってきた
松山英樹をジワジワ追い込み、強い片山晋呉が帰ってきた

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 片山 晋呉 -1 -1
2 松村 道央 -1 +1
3T スティーブン・コンラン -2 +2
3T 松山 英樹 +3 +2
5 宮里 聖志 -4 +3
6T 山下 和宏 -1 +4
6T S・K・ホ +3 +4
6T 上井 邦裕 +1 +4
9T 宮瀬 博文 -1 +5
9T ブラッド・ケネディ +4 +5

片山晋呉が、経験を生かして単独首位に立った。

最終組で同組だった松山英樹が、イーグルをはじめ前半を4アンダーでターンしたのに対し、片山は二つスコアを落とした。一時、松山とは7打差まで広がったが、

「差は考えていませんでした。このまま(松山が)伸ばすことはない思っていたので、自分の中では冷静にやっていました」

と、松山が和合のワナにハマることを想定し、決して焦ることなく戦ったという。

「あれは効くよね」

片山が得意気に話したのは、14番のこと。松山がティショットでOBを打ちながら、意地で7メートルのダブルボギーパットをねじ込んだ直後、片山は6メートルのバーディパットを沈めた。この時点で松山2アンダー、片山イーブンパーと2打差に迫った。

「やったらやり返すのが楽しくて、そういうのが好き。やれていることが幸せ」

何とか耐えた松山に対して、追いかける片山がバーディを奪ってプレッシャーをかけた。ジワジワと追い込む、常勝時代の片山らしさが見えた。

14番を境に松山はボギーを重ね、片山は18番パー4で「練習でも入らない距離」という、小さいグリーンの和合ではあまりない20メートルのバーディパットを沈めた。終わってみれば、通算1アンダーで単独首位に立った。

今大会で2回優勝を遂げており陰に隠れているが、難攻不落の和合で14回出場して予選落ちなしという素晴らしい記録の持ち主。いわば戦い方を熟知しているわけで、この3日間のパーオン率は44.44パーセント(47位タイ)と、トップ10の選手の中で唯一50パーセントを割っているのに対し、パーキープ率は85.19パーセントで1位だ。

「わざとグリーンを外すこともある」

と、技術だけでなく戦術眼を含めた経験が片山を支える。

この大会、最終日最終組は2戦中2勝。相性の良さに加えて14番でプロとしての喜びを得たことで、燃え尽き症候群から完全に脱しただけではなく、片山のハートに完全に火がついた。5年ぶりに強い片山が見られそうだ。

文・小高拓、写真・村上航

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