片山晋呉の5年ぶりの優勝はかなわなかった。
単独首位でスタートしながら、前半は1バーディ、3ボギーとスコアを落として首位の座を奪われた。
しかし、前日は前半を終えて松山に7打差をつけられながらも、後半ひっくり返している。11番でバーディを奪った時点で、今日もくるかと思われたが、17番パー3でダブルボギーとし、自滅する形で3位タイに終わった。
「まあまあの1日でした。(優勝は)自分から離してしまった感じです。ただ、悪いわけではないので前向きに考えてやっていきますよ」
今オフに燃え尽き症候群から脱しつつあると話して離いた片山。
「今はまだ炭。その炭を大きく燃やすために、一つずつ炭を並べている状態です。何かが起こったら、ボッと火がつくと思います」
今回の優勝争いが、片山に火をつけることになったのか。次戦以降の戦いが楽しみだ。
文・小高拓、写真・村上航