アリアンツ選手権
井戸木鴻樹は36位タイ、M・アレンがプレーオフを制す
M・アレンが今季初勝利!(※写真は昨年の全米シニアオープンのもの) アリアンツ選手権(2014)(最終日) 写真・Getty Images
アリアンツ選手権(2月7~09日、ザ・オールドコースアットブロークンサウンドC、6807ヤード、パー72)
マイケル・アレンがプレーオフ2ホール目でダフィー・ウォルドーフを破り、今季ツアー初勝利を挙げた。2001年からほぼ毎年開催している今大会において、初日から首位を守って優勝したのは初めての出来事である。
初日「60」で首位に立ち、2位以下に3打差以上をつけたアレンだが、2日目には2位と1打差、そして最終日には一時、順位を下げてしまう事態に陥った。しかし最終18番(パー5)でバーディを奪い、通算18アンダーの首位でホールアウトしていたウォルドーフとのプレーオフに持ち込んだ。
プレーオフ1ホール目は18番で行われ、両者ともにバーディを奪ってイーブン。続く同2ホール目の舞台は再び18番となった。2オンしたアレンは長いイーグルパットを寄せてバーディ。一方、ウォルドーフはグリーンサイドのバンカーに入れてしまい3オン。残り約2.5メートルのバーディパットは、わずかにボールがカップ右を通り抜けてしまい勝負あり。アレンに軍配が上がった。
「チャンピオンズツアーの最少スコア『60』をマークし、勝てなかった奴として有名になりたくなった。60をマークしたら、誰でも勝つのは少しラクになると思う。プレーオフではなく、54ホール内で勝つべきだったけど、優勝はいつも最高です」(※チャンピオンズツアーホームページより)
なお、首位と1打差の3位には台湾の盧建順(通算17アンダー)で、通算16アンダーの4位はトム・レイマンだった。日本の井戸木鴻樹は、この日は4バーディ、4ボギーのイーブンでプレーし、通算5アンダーの36位タイで大会を終えている。
文・秋山義和