ブレイク前夜、渋野日向子がパーゴルフだけに語ったロングインタビュー全文掲載

全英女子のトロフィーを手にトレードマークの破顔一笑
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日本中のゴルファーを寝不足にさせた渋野日向子の全英女子オープン優勝。今や“スマイリング・シンデレラ”として世界中のファンを虜にする彼女だが、今を遡ること4カ月前、国内初優勝もまだのブレイク前夜、週刊パーゴルフ4月30日号のロングインタビューに答えていた。メジャー制覇記念として、その全文をここに掲載する。
取材/文・小川淳子(ゴルフジャーナリスト)

「練習は裏切らない」をモットーにコツコツと目標へ前進

「練習は裏切らない」

これまで、数え切れないほどのアスリートが口にし、支えにしてきたこの言葉。2度の大きな挫折を乗り越え、ツアーで戦う渋野日向子の胸には、いつもこの言葉がある。

最初に大きな注目を集めたのは、2018年のアース・モンダミンカップ。主催者推薦の選考会から勝ち上がり、人生初のツアーに出場したところ、初日に600万円の賞金が懸かったパー3でホールインワンを達成したときだ。高校卒業後、一度目のプロテストに失敗し、2度目の挑戦を2カ月後に控えた時期のことだった。

2度目のプロテストをクリアして臨む19年は、QTは40位と全部の試合には出られない微妙な位置。だが、ウェイティングから繰り上がりで出場した2戦目のヨコハマタイヤPRGRレディスカップでしっかりと結果を出した。2日目の69で5位タイに浮上し、最終組の2組前でプレー。しかも、大山志保、鈴木愛の歴代賞金女王と同じ組で回りながら、6位タイに食い込んだのだ。

大勢のギャラリーやカメラマンに囲まれるのは初めてのことだったが、堂々としたプレーぶり。「楽しかったです。自分が楽しんでプレーしているのを見てもらったほうが楽しい」と、大物ぶりをのぞかせた。

強豪ぞろいの1998年度生まれ。いわゆる〝黄金世代〟の一人だが、ライバルたちに刺激を受けることはあっても、あまり意識はしていない。「昔も今も『みんなすごいな』って思うばっかりです。この間も(同い年の)小祝さくらちゃんと一緒に回って、しゃべれたのがうれしい。ライバルとして見たことはないです」と笑う。

18年、やはり同い年で仲のいい大里桃子が初優勝を飾ったときには「一番刺激を受けた」という。ヨコハマタイヤPRGRレディス最終日の経験を「桃子と同じ(優勝争いの)空間にいたんだなぁ、と思って。あれで勝てた桃子はすごい」と、素直に称える。

二人の女王とのプレーは「すごかったですね。(優勝した鈴木さんは)入れなきゃいけないパットを入れていた。特に後半の集中力が強い。あんなに強くなるには時間がかかりますけど、いずれ賞金女王になってみたいです」と、控えめに口にした。テレビに映ったこともあり、ヨコハマタイヤPRGRレディスの後は、インスタグラムのフォロワー数が激増し、2000人を超えたことに喜ぶ、ごく普通の素顔の20歳だ。

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