パッティングの振り幅「1:1」を正しく理解していますか?

振り幅はテークバックとフォローで「1:1」
振り幅はテークバックとフォローで「1:1」
 GPC恵比寿を主宰するパッティングコーチの大本研太郎は、パットに悩む女子プロのよきアドバイザーだ。東浩子は大本のアドバイスを受けるようになり、パットの調子を上げた。事実、平均パット数が2017年は「1.8686」(74位)だったが、2018年は「1.8380」(49位)と順位を上げ、2年連続でシード獲得につなげたのだ。また、東の紹介で香妻琴乃も大本の指導を受け、昨年ツアー初優勝を遂げている。2人の活躍もあり、このオフに大本のもとを訪れる女子プロが多数いるという。

 そんな大本に、パターが苦手なアマチュアへのアドバイスを聞いてみた。

「アマチュアの方はフォローがすごく大きいんです。インパクト以降に方向を出そうとして、フォローを大きくしてしまうんですね。僕が考えるパターのコンセプトは『しっかり打って飛ばさない』なんですが、しっかり打ってもフォローを抑えれば飛ばないということをまずは知ってほしいですね。ボールを飛ばさないバンカーショットでは必ずフォローを抑えます。それと同じことなんですよ」

 米ツアーのトッププロでパターの名手といわれる人ほど、フォローが小さいという。では、フォローが大きくなりがちなアマチュアはどうすればよいか?

「フォローが大きいのは、ひと昔前はバックスイングとフォローの振り幅の割合は1:2といわれていたというのも影響していると思います。ですが、いまは1:1が基本です。しかし、この1:1を勘違いしている人が非常に多いです。構えたときボールのすぐ後ろにパターヘッドがきますが、このヘッドの分を考慮していない人がほとんど。だから、自分では1:1の振り幅で打ったつもりでも実際にはフォローが大きくなって、1:2になってしまっているんです」
バックスイング側はパターヘッドの端から計算!
バックスイング側はパターヘッドの端から計算!
フォロー側はパターのフェースから計算!
フォロー側はパターのフェースから計算!
 振り幅はボールを中心に1:1と考えるのではなく、ヘッドの横幅を考慮して1:1を計算するのが正解……。この意識改革だけでもフォローを小さくすることができるのだ。大本は続けていう。

「ゴルフはターゲットスポーツです。止まっているボールを打ち、遠くの目標(カップ)を狙うのがゴルフなので、想像力が必要とされます。だから、ただ単にキレイに打つ練習をしても意味がないんです。練習するときになにか目標があったほうがいい。目標に対して打たないと、パットの技術も進化しません。カップがなければペットボトルに向かって打つでもいい。カップに入れるというより、当てるほうがしっかりと打てますよ」

 冬場はラウンドを控えるというアマチュアゴルファーも多いだろう。室内でパター練習する際に、今回紹介した2つのポイントに気をつけて練習してみてはいかがだろう。
自宅でのパター練習の際に実践してみよう!
自宅でのパター練習の際に実践してみよう!
大本研太郎
おおもと・けんたろう/GPC恵比寿主宰。理論的かつ合理的な指導法がプロ・アマ問わず多くのゴルファーから支持されている

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