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太平洋クラブで会員の権利を守る歴史的勝利

司法記者クラブでの会見に臨む西村
司法記者クラブでの会見に臨む西村 【拡大】
 西村の名がゴルフ界の注目を集めたのが、「太平洋クラブ」における歴史的勝利だった。
 この事件は三井・住友・東急という大企業が裏で談合し、会員に報せるべき重要な情報を公開しないまま会員権を売りまくり、挙句に保身のため経営を投げ出したというもの。民事再生の申し立てをした日にもまだ会員募集をしており、さらに会社更生法で、会員に犠牲を強いるアコーディアへと売り渡そうという暴挙に出たものだった。あの頃、会員向けには預託金はほとんどゼロを強いて、プレー権だけは与えて会員を黙らせ、数年後には上場でがっぽりというパターンが繰り返されていた。
 西村は反対運動に火をつけるべく「太平洋クラブ会員の権利を守る会」を発足させ、会員有志とともに立ち上がる。これまでの経験をもとに、西村は多くの人々の知恵と工夫、ボランティアのパワーで相手の弱点を突いていった。これによりアコーディアをスポンサーとする再生計画案が債権者集会で否決。再生手続き廃止をダブルスコアで勝ち取ったのだ。
さらにマルハンという優良スポンサーの支援を得たことで会員サイドの完勝となった。西村が、これまでの経験で得た「共通の敵に対してゆるく団結を促す手法」が、見事に実を結んだ。
 ゴルフは、ピーク時には年間100ラウンドをこなすほどにのめり込み、ニューセントアンドリュースゴルフクラブジャパンのクラブチャンピオンにも輝いた。
トップアマの阪田哲男にも弟子入り。袖ケ浦CCの代表としてともに出場した2012年の関東クラブ対抗では優勝メンバーにもなった。
 ベストスコアはジュンクラシックCCでマークした70(3アンダー)。セントアンドリュース、ロイヤル・ドーノック、パインバレー、パインハーストなど世界の名門コースをプレーし、月刊誌などにも連載。日本ゴルフジャーナリスト協会会員としてメディアに執筆している。
 これからもゴルフスタジアム事件の法廷闘争をリードしていくことになる西村。だが本音は、「ゴルフ場の大きな事件ばかりではなく、身近な事件にも丁寧に向き合っていきたい」のだという。
西村は今日も、お金になるかまったく分からない仕事の相談に応ずべく、全国を飛び回っている。(敬称略)

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