目的はゴルフの普及……じゃない!? 米LPGAティーチングプロが広める「ガールズゴルフ」

目指すのはあくまで人間としての成長

 プール、ハロウィン、クリスマス……。子供たちの笑顔がはじける。その中心で、誰よりも楽しそうに笑っているのがヨッシー小山(小山佳恵)だ。
 USLPGA(全米女子プロゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)連携の公式プログラムGirls Golf。小山は、持ち前のエネルギーで周囲を巻き込みながら、コツコツと、日本でその裾野を広げている。
 すでに25年の歴史を持つGirls Golfの対象は5歳から13歳までの少女たち。同伴なら、少年も参加できる。基本的な考え方は①他のスポーツにも関わらせ、運動能力の発達を促す。②自信をもたらし、アクティブなライフスタイルを与える。③社会性を身に着け、一生の友達を作る。④家族との関連性を大事にする。というもの。ゴルフの裾野を広げるためではなく、ゴルフを通じて人間として成長するのを助ける、という目的を持ったプログラムだ。
 シーズンに応じたドレスコードを決めて集まることでテンションを高める。クリスマスシーズンのこの日、アーリーバードGCで行われた埼玉校のプログラムは、まず、管理栄養士による食育を受けながらランチを摂る。クリスマスプレートにピンクのライスを自分で乗せてみたり、ケーキにデコレーションをしてみたり。次はみんなでクラフトを楽しんだ。この日のテーマはネイティブ・アメリカンのドリームキャッチャーづくり。自分の夢を口にする。
 続いて、自分のゴルフ場をデザインするクラフト。色紙を切り貼りし、線を描いて自由なコースを作り上げる。驚かされるのは、子供たちの発想の自由さだ。とんでもない場所に木が立っていたり、池があったり、バンカーがあったりする。作っているうちに、平面を立体にしている子もいる。大人がいつの間にか身に着けてしまった、つまらない枠などない豊かさに、こちらの心まで柔らかくなる気がする。
 出来上がったコースをホワイトボードに貼って、みんなに披露する。これを評価されることで、人前で話すのが苦手だった子も、いつの間にかそれに慣れていく。
 この後、ようやく、外へ出てスナッグゴルフ体験となる。まったく初めての子もいれば、ジュニアゴルフ経験者もいる中、2人1組で楽しむスナッグゴルフ。うまくいかず、泣き出してしまった子もいたが、ナイスショットが出た途端に涙が引っ込んだ。

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