中部銀次郎が愛した極上の戦略性、カレドニアン・ゴルフクラブって楽しい!【Wコージのラウンド記⑤】

コースの美しさは一級品!オーガスタのようにこの季節は花も咲き、さらに彩は華やかに
コースの美しさは一級品!オーガスタのようにこの季節は花も咲き、さらに彩は華やかに 【拡大】
コロナ禍でもゴルフは密にならず屋外で楽しめるスポーツ。2年前と比べるとだいぶラウンド数は減ってしまったけど、ゴルフ雑誌の編集者がゴルフをやらないわけにはいかない! ということで、お久しぶりの第5回です。パーゴルフ歴ン十年、ゴルフ場のプレーヤービリティなどに厳しい目を向けるベテラン編集者・古参コージと、編集部歴3年のペーペーの新人コージ。3度の飯よりゴルフが好きなデコボココンビが、ラウンドしたコースの話をまったく忖度なしにお届けします!

今回は千葉県山武郡にあるゴルフ業界関係者なら知らぬものはいない、カレドニアン・ゴルフクラブに行ってまいりました。2017年には国内男子ツアー「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ」の舞台になった名門コース。設計者はJ・マイケル・ポーレット、“スコットランド指向の戦略型コース”を基本理念に、アメリカの洗練された近代的なデザインの中でリンクスを再現したコースです。プレーヤーがそれぞれの力量でゴルフの真髄にふれられるように設計されており、日本アマに6回優勝した不世出のアマチュアゴルファー、故・中部銀次郎氏がその晩年にこよなく愛したゴルフ場としても知られています。
300ヤード、25打席の練習場。マットは最近はり替えたばかりの最新のもの
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新人コージ(以下・新):取材で何度かお邪魔して、300ヤード、25打席の練習場に芝から打てる広大なアプローチ練習場、バンカー練習場、広いパッティンググリーンまで完備した素晴らしい練習環境と 、高速グリーンのことは知っていたのですが、実際にプレーすると難しい! 難しいけど楽しかったです。

古参コージ(以下・古):これだけ練習環境が整ったコースはめったにないよ。最近、練習場のマットが米国製の最新のものに変わったんだってね。普通のマットより滑らない印象だったけど、より芝の上から打つ感触に近づいたんじゃないかな。ここは13フィート以上の高速グリーンが当たり前、グリーンのアンジュレーションもすごいので、 7、8、9ぐらいのハンデの人がガチでやって+10打叩くのは普通。片手シングルの人ならそこまで打たないだろうけど。
9番グリーン、周囲もアンジュレーションがすごいのがよく分かる
9番グリーン、周囲もアンジュレーションがすごいのがよく分かる 【拡大】
8番グリーン奥からの景色。フェアウェイにもうねりがあるのがよく分かる
8番グリーン奥からの景色。フェアウェイにもうねりがあるのがよく分かる 【拡大】
新:グリーンもそうですけど、その周りの起伏もすごくて……。100切りゴルファーにはキツかったです。セカンドショットがナイスショットでもコンパクション23のグリーンでは止まらず、奥や横にこぼれたりして……。そしてそこからのアプローチがマウンドに阻まれて寄らない、傾斜のあるポテトチップスのような高速グリーンで簡単に3パット、下手すりゃ4パット。スコアをだすにはやっぱりショートゲームが大事、ということが骨身にしみて分かりました。ドライバーはけっこうフェアウェイキープもして、OBもパー5でのセカンド1回だけなのに、けっこう打ってしまいましたよ……

古:このコースでパーやバーディを狙うには、まずティショットから頭を使わないといけない。ピンがどこに立っていて、どの方向からパッティングすれば狙えるのかを考えて一打一打を打たないと。グリーンを狙う時にも、どこにボールを落とすか。自分が打てる球筋、スピンをどれだけ入れられるか、しっかり考えて狙わないとダメ。この日は2番のパー5は3段グリーン(昔は4段だったらしい!)の真ん中にカップが切られていたけど、バーディチャンスにつけるのは、その右4畳半ぐらいのスペースに止められないとダメだったでしょ? 16番のようにピン奥が下っているホールもあって、奥から攻めたほうがいい時もある。花道を転がってバーディチャンス、ってことはほぼない。たまたまアプローチが寄ることもほぼほぼない。バンカーはアゴが高くて、砂も多めに入っているからラッキーで出る、ってこともない。初心者や100切りレベルの人には大変だと思うよ(笑)
9番ティーイングエリアからの景色。ここに限ったことではないが、広いが落としどころをしっかり考えて打たないと2打目以降に苦労する
9番ティーイングエリアからの景色。ここに限ったことではないが、広いが落としどころをしっかり考えて打たないと2打目以降に苦労する 【拡大】
新:ここでよくプレーしてたら、他のコースに行った時、少し楽に感じそうですよね。FWもまっ平らなところはあまりなかったですし、カップに近づくほど、高い集中力と技術が求められる。知り合いのプロも話していましたが、いいスコアを出すには少しも気の抜けないですね。今回のラウンドではあまりいい思い出がありませんが、グリーンやその周りの傾斜を上手く使って寄せられた時の快感はクセになりそうです。あと、13番と18番の池越えのティショットがかなりしびれましたが、しっかり越えて狙ったとこに打てたのは本当に嬉しかったし、楽しかったです!

古:自分なりの楽しみを発見できてよかったね(笑)。自分の目で状況をしっかり確認して、分からないならしっかりキャディさんに聞いて、どういう球でどこに打っていくかをきっちりマネージメントできれば、これほど楽しいコースはないと思うよ。18ホールすべてが戦略的かつ美しく、非常にメモラビリティのあるホールになっているのも本当にすばらしい。いいスコアを出すのは大変だけど、どんな人もまた来たいと思わせる魅力があるよね。
5番パー3のティーイングエリアからの景色。この日は池を超えた先の右側にピンが切られ、難しかった……
5番パー3のティーイングエリアからの景色。この日は池を超えた先の右側にピンが切られ、難しかった…… 【拡大】
新:リベンジしたいですね。ここで100が切れたら、すごく自信になりそうです!

古:カレドニアン・ゴルフクラブはまぐれでスコアが出るコースではないから、一生懸命に練習をして自信がついたら力試しに行くのがいいかもね。それで100切りできれば喜び倍増だろうし、跳ね返されたらまた努力すればいい。スコアの良し悪しに関わらず満足度が高いコースだから、何度もチャレンジしてほしいよね。あと、ここは宿泊施設もあるから、プレー前日の15時ぐらいに入ってじっくり練習してから、次の日にプレーするのもいいかも。そういう贅沢な時間の使い方もできるコースだよね。

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