2月にチーム松山に加わって早々の大快挙!目澤秀憲コーチってどんな人?

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2013年にプロ入りして以来、自分の感覚だけを信じてコーチをつけてこなかった松山英樹だが、21年から目澤秀憲をチーム松山にコーチとして迎え入れた。

この目澤コーチは、1991年生まれの30歳で、松山より1学年上となる。日本大学を卒業後アメリカへ留学し、世界最先端のスイング理論を学んだという。その際、TPI(タイトリスト・パフォーマンス・インスティテュート:タイトリスト社の研究機関で、各人の筋力などの特徴がゴルフスイングにどのように影響するかを研究する組織)のレベル3を取得し、現在は河本結や有村智恵らを指導している。

松山のコーチを務めるきっかけになったのは、昨年10月、河本のサポートで渡米したときのことだった。ツアーレップの紹介で男子のCJカップの会場に行き、勉強のため松山と4日間過ごさせてもらうことにしたという。スイングの考え方などいろいろ話をし、そこから連絡を取り合うようになり、最終的にコーチに就くことになったのだ。

コーチになってすぐは二人の理想像にズレがあったというが、映像とデータの分析でそれを打開。データからはじき出された数値を見ながら毎日のように話し合い、一緒にアイデアを出しては試し、またデータを取り、分析し続けた。

「とにかくいろいろなことを一つ一つ解決した結果が、今回の優勝につながったと思います」と、就任早々にマスターズ制覇という大快挙に結びつけた。

19年から目澤の教えを受ける有村智恵は、こう評する。

「目澤さんは、自分がどうしたいかを聞いたうえで、選択肢を与えてくれます。『こうしなさい』って型にはめることがないんですよ。自分にないアイデアを出してくれますし、話し合って自分がすべき方向性を決めることができるんです。だから練習するのもワクワクしますし、楽しいんです。技術はもちろん、ゴルフの楽しさをあらためて教えてくれます」

目澤の真骨頂は、“徹底したデータ分析”と“とことん話し合うこと”のようだ。

目澤自身は「チーム松山にコーチとして迎え入れていただき、一緒に多くの時間を共有してきました。個々が松山選手を支えるのは当然ですが、みんなで情報を共有してサポートすることで高め合っていけると思います」と、あくまでチームみんなの力で、勝ち取った勝利だと話す。

まさに完璧となったチーム松山のマスターズ制覇は、伝説の序章にすぎないかもしれない。

(本誌・和田泰史)
※週刊パーゴルフ2021年5月4日号「芝目八目」より

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