渋野がポイントの高い米ツアーに参戦し、五輪代表は畑岡と二人で決まりなのか?

ANAインスピレーションでは予選落ちに終わった渋野
ANAインスピレーションでは予選落ちに終わった渋野 【拡大】
東京五輪のゴルフ競技(女子は8月4~7日)の開幕まで約3カ月に迫った。

五輪に出場できる60人の各国代表選手は、国際ゴルフ連盟(IGF)が世界ランキングを基に算出している五輪ゴルフランキングで決まる。女子は海外メジャーの全米女子プロゴルフ選手権(6月24~27日)終了時点のランキングで決定するが、日本の代表争いはかなり熾烈になってきた。

五輪ゴルフランキング15位までの選手は、各国最大4人まで出場可能。16位以下は1カ国二人(15位以内の有資格者を含む)が上限だ。

最新の世界ランキング(4月5日時点)は畑岡奈紗が10位、渋野日向子が18位。現段階で日本からはこの二人が五輪出場圏内となるが、その下には、古江彩佳(25位)、鈴木愛(34位)、稲見萌寧(46位)、小祝さくら(60位)らが控えている。

このまま畑岡と渋野の二人で五輪代表が決まるのか? もちろんポイントの高い米ツアーで戦う選手が有利なのに変わりはない。畑岡の主戦場は米ツアーで、渋野もANAインスピレーション出場以降も帰国せず、6月まで米ツアーに専念する予定。しかし、有利なのは予選通過や上位フィニッシュを続けられればの話だ。そもそも、優勝で得られるポイントは日本ツアーが20ポイント、米ツアーが約50ポイント。5つのメジャー大会が100ポイント。

世界ランキングの順位は、過去104週の獲得ポイントを出場試合数で割った平均ポイントで決まる。つまり、出場試合数が少ない選手にはプラスに働く計算になる。

そこで有利なのが、出場試合数が「39」(4月5日現在)の古江だ。仮に日本ツアーで優勝して20ポイント追加すれば、出場試合数が「56」と多い渋野の成績次第ではランキングを上回る可能性もある。古江は今年に入って優勝はできていないが、すべて予選を通過しており、いずれ優勝争いにも加わるだろう。

一方の渋野は米ツアーで好成績を残して、後続を突き放しておきたいところ。五輪出場権争いからも目が離せなくなってきた。

(本誌・金明昱)
ほぼほぼ安泰な畑岡と、思わぬ伏兵になり得る古江。6月までに2勝もすれば、あるいは!?(写真・Getty Images)
ほぼほぼ安泰な畑岡と、思わぬ伏兵になり得る古江。6月までに2勝もすれば、あるいは!?(写真・Getty Images) 【拡大】
※週刊パーゴルフ2021年4月27日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2021年4月27日号(4月13日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●渋野がポイントの高い米ツアーに参戦し、五輪代表は畑岡と二人で決まりなのか?
●去年と違うのはスイングだけじゃない! 今季の渋野日向子はウェア“二刀流”
●女子ツアーのコンテンツで釣る悪質サイトが続出 JLPGAが注意喚起するも結局は自衛が大事!
●国内のアマチュア競技が中止になった2020年 日本人選手は世界アマランクで不公平を被っていた

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント