GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第15回 比嘉一貴②

「調子のバロメーターはアイアン。先輩のアドバイスで球の打ち分けのきっかけを掴む」

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第15回のゲストは比嘉一貴。今回は2020年シーズンを振り返ってくれました。

一貴は出球にラインがあるよね。少し低めに打っていくから、方向性が大事だと思う (深堀)

深堀 2020年の『フジサンケイクラシック』では、一貴は環境面など色々な要素があって9位に終わったよね。その後の『日本オープン』は13位。良いプレーもあったとは思うけど。

比嘉 あの頃は、アイアンの出球の管理が上手くいかず、セカンドショットなどで予想しないミスが結構あったんです。その結果、スコアを落としていました。

深堀 一貴は出球にラインがあるよね。少し低めに打っていくから、方向性が大事だと思う。低い球を打つ人は、体が早めにターンするとフェースが被って入射角が厚めになりミスが出やすくなると思う。

調子が悪いと、アイアンがトウ側に当たり始めるんです (比嘉)

深堀 話は変わるけど、2020年はコロナ禍の影響で男子ツアーも試合が少なかった。そんな状況下で、ISPSさんが『ISPS HANDAコロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント』を開催してくれて、非公認だけど一貴はこの試合で優勝を掴んだ。あれは『日本オープン』の後だったよね?

比嘉 そうですね。この頃には、良い状態に仕上がっていました。練習ラウンドから、10アンダーが出ていて……。ドライバーのロフトは、まだ変えていませんでしたが「球が吹け上がる」感覚はありましたね。それでも球が凄く安定していたんです。実践してきたことが「間違っていない」と思えたので、うれしかったです。

深堀 ドライバーのロフトは、いつ変えたの?

比嘉 実は『三井住友VISA太平洋マスターズ』の練習日に、使っていたドライバーが割れたんですね。少し前から打った時の音が怪しくて飛距離も出ていなかったのですが…。ヘッドスピードが50~51あるのに、250~260ヤードしか飛ばない。これは変だと思い、ツアーバスで顕微鏡で見てもらったら割れていて、交換するタイミングでロフトを立てました。

深堀 そうだったんだ。ちなみに、一貴は調子が悪い時は、どんな球が出るの?

比嘉 右にすっぽ抜けたらダメですね。調子が悪い時は、アイアンでトウ側に当たり始めるんです。ドライバーもヒールヒッターですしね。基本的に調子のバロメーターはアイアンだと思います。

深堀 アイアンが当たっていない時は、スイングが怪しいわけだね。

比嘉 はい、でも『三井住友VISA太平洋マスターズ』の時は、右というより、アイアンでダフりやトップのミスが出て「何かおかしい」と思っていました。

深堀 そういう不調時には、どう対応するの?

比嘉 色々考えても分からないので……。あの時は「寒さとコースのせい」にしましたね(笑)。

深堀 それも悪くはないと思う(笑)。

谷口さんの助言で好スコアも、報告したら「授業料はいくらや?」って…… (比嘉)

2020年の『ダンロップフェニックス』では、谷口 徹選手や小田孔明選手など、濃いメンバーと同組だったよね。一貴は可愛がられるタイプだから、色々言われたでしょ(笑)。

比嘉 はい、谷口さんから(笑)。本当に色々教えてくれるのでうれしいです。凄くやさしいですしね。

深堀 彼は凄く後輩想いだよね。ちなみに、僕と丸山茂樹、谷口 徹、桑原克典らは同世代。

比嘉 凄いですね……。黄金世代! 谷口さんとは予選ラウンドも一緒だったのですが、僕はショットが荒れて苦しんでいたんです。するとプレー後に、練習場で谷口さんが球の打ち分け方を教えてくれました。これが凄くマッチして……。ところが本戦では、3日目に色々意識し過ぎて出だし3ホールでスコアを4つ落としたんですね。6オーバーになり一時は単独ビリだったのですが、その日も最終的には4つスコアを伸ばせました。これ以降、ショットの精度が凄く良くなって、ラウンド後に谷口さんに報告したら「授業料はいくらや」と言われて(笑)。4日目の競技終了時には、7アンダーまでスコアを伸ばせたんですね。再び谷口さんに会ったら、今度は「ゴルフ教えてや~」と言われて(笑)。「いいですよ! いくらですか」と答えました(笑)。

深堀 あのタイプは可愛いところがあるよね(笑)。きっと自分のアドバイスが後輩のためになって、うれしかったんだろうな(笑)。実際に『ダンロップフェニックス』で、一気にそこまでスコアを伸ばせるのは凄いと思う。
次回も引き続き一貴に、QTで失格になった時のことやアジアツアーへの参戦などについて聞いていきます。


~次回へ続く~

■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・比嘉一貴/ひが・かずき
1995年4月23日生まれ、沖縄県出身。高校時代から宮里優作らの父である優さんに師事。その後、東北福祉大学へ進み2016年の『日本オープン』でローアマに輝くなど活躍。2017年にプロへ転向したが、サードQTでスコア誤記により失格となりアジアンツアーへ参戦。2018年にはバングラデシュ開催の下部ツアーで優勝。さらに、2019年の『RIZAP KBCオーガスタ』で、国内レギュラーツアー初優勝を挙げている。

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント