
3月3日といえば、ひな祭りとして広く知られているが、フィリピン育ちの笹生優花にはあまりなじみがないだろう、と思われた。しかし、父親の正和さんによれば、日本で暮らしていたころに飾っていたとのこと。ただ、当の笹生にははっきりとした記憶はないらしい。それでも、たまたま来場したコースに飾ってあったひな人形を見ると、それぞれの役割を解説し始めた。
「一番上の二人が王様と女王様でしょ。次がお手伝いをする人たち、そして音楽を演奏する人たちですよね。その下はガードマンとご飯を支度する人たちかな」
当たらずといえども遠からずといったところだが、弓矢を身に着けた右大臣と左大臣をガードマンと表現するあたり、なかなかのセンスといえる。試合中は厳しい表情が多い笹生だが、このときばかりは柔らかい笑顔を見せていた。
「一番上の二人が王様と女王様でしょ。次がお手伝いをする人たち、そして音楽を演奏する人たちですよね。その下はガードマンとご飯を支度する人たちかな」
当たらずといえども遠からずといったところだが、弓矢を身に着けた右大臣と左大臣をガードマンと表現するあたり、なかなかのセンスといえる。試合中は厳しい表情が多い笹生だが、このときばかりは柔らかい笑顔を見せていた。