80歳までゴルフをしたい! ゴルファーの家計相談①

photo by Getty Images
photo by Getty Images 【拡大】
“先行きが不透明な時代だけど、できれば80歳まではゴルフをしたい!”そんなパーゴルフ読者に、プロのフィナンシャルプランナーが「家計のムリとムダを省いて、リスクを見極めた資産運用で、月2回のゴルフ代捻出を目指す」方法を伝授する本企画。まずは現在67歳で「70歳には仕事をリタイアして、以後はゴルフを楽しみたい」という、実年世代の中村慶幸さんのケースを見てみよう。

67歳・中村慶幸さんのケース(前編)

相談者(右):中村慶幸さん 67歳 会社経営
アドバイザー(左):高須寛子さん 株式会社FPパートナー・コンサルタント


目次
●ゴルフ代捻出が年イチ→月イチに!『サニーガーデンEX』で年間10万円捻出
●携帯と各種保険の見直しで10万円捻出!



一回のラウンドで、食事代を含むプレーフィと交通費で1万5,000円から2万円。これにボールなどの消耗品やクラブなどに掛かる費用を加えると、月に2回のラウンドのゴルフ代はトータルで4~5万円は必要だ。

この金額を目標とする80歳までに毎月捻出したいのだが、当然、現役の子育て世代とリタイアを間近にした実年世代とでは事情は違ってくる。そこで今回は、現在67歳で「70歳には仕事をリタイアして、以後はゴルフを楽しみたい」という、実年世代の中村慶幸さんのケースを見てみよう。

会社社長である中村さんは、生保・損保はもちろん、各種の投資も既に行っている。他に何があるの? そんなムードさえ漂う中、FPの高須さんが提案したのは、『実年世代』や『経営者・個人事業者』にとって有効なファイナンス活動だった。

年間20万円を無理なく捻出!

高須 今、ゴルフ1回にどれくらいかかっていますか?


中村 自分のホームコースだと食事をして1ラウンド7、000円ですね。


高須 現在、普通預金金利が0.001%なので、仮に銀行に1、000万円を預けても利子は税金を引かれると約80円くらいしかつきません。


中村 100年に1回しかラウンドできませんね(笑)。


高須 その1、000万円を違う金融商品に預けましょうというご提案なのですが、例えば、終身保険に定期的にお金を受け取れる資産運用を付随したもので、毎年10万円くらい受け取ることができる商品があるんです。


ここで高須さんが中村さんに提案したのが、ドル建ての資産運用が付随した終身保険。数社から同様のものが出ているが、今回一例として挙げるのが、メットライフ生命の積立利率変動型一時払終身保険『サニーガーデンEX』(メットライフ生命)だ。契約時の一時払保険料を運用資金として、USドル又は豪ドルで運用。契約時に設定された積立利率に沿って10年間に一定の支払額が決まるので、毎年、決まったお小遣いが確約されるようなものだ。


高須 この『サニーガーデン』は、外貨建ての一時払終身保険です。終身保険ですので一生涯にわたり、ご自身の万が一の保障になりますし、お子様などに元本を残せます。さらに一時払で支払った資金をUSドル建てで運用し、ご自身は毎年、運用資金の一部の定期引き出しのお金でゴルフなどを楽しむことが出来るわけです。


中村 なるほど。


高須 ドル建てですと為替の変動の影響を受けますから、実際の受取金額は変動する事になりますが、現在の米ドル/円の為替レート(2021年2月12日:105円)ですと1、000万円の一時払込み金があれば、毎年10万円くらいが受け取れるので、目標である年間で月に2回のプレー代の半分の捻出が可能になりますよね。


このモデルケースで問題となるのは、保険料1、000万円の用立てだろう。この額は子育て世代には大きすぎる負担だが、そこは中村さんのような『実年世代』なればこそ調達可能な面もあるという。
高須 60歳代の方ですと、1、000万円の保険料に関しては、退職金を充当される方が多くおられます。中村さんのような経営者や個人事業主の方で退職金が無い場合は、その時点までに老後の生活のために蓄えられた資金を充てるケースが多いようです。


中村 しかし、年間10万円では、月に一回しかラウンド出来ないことになりますね。


高須 はい。目標の月2回のラウンドを達成するには、あと半分の年間10万円の捻出が必要になります。そこで、家計のチェックをしてみてはどうでしょう。具体的には①携帯、②生命保険、③損害保険の3つのチェック見直しです。


①の携帯の見直しのポイントは2つ。
一つは『ドコモ』、『ソフトバンク』、『au』の3大キャリアから、『Y!モバイル』や『UQモバイル』などのSIM会社への乗り換えだ。2つ目はキャリア内でのプランの見直しをする。

「実年世代は携帯の乗り換えをなさらない方が多いのですが、実際、キャリアからSIMへの乗り換えによって月額5、000~6、000円の節約も可能です。店舗でのサポートや長期利用特典などもあるので、乗り換えはどうもという方は、プランの見直しをお勧めします。場合によっては月額2、000~3、000円もお安くなることもありますよ」(高須)。

②は生命保険の契約内容の見直しだ。
生命保険は、長期にわたり契約を継続するものなので、定期的に保険内容をチェックし、生活に合わなくなったものは見直すことが必要だ。その結果、出費を減らしゴルフ代に回せることも少なくないという。

「一般に、中村さんくらいの御年齢の世代の方は、高額の保険に入っている方も多くいらっしゃいます。20~30年前に入った保険で、現在は必要がなくなった保障内容や、保険金額が変わったものも多いので、そういった部分を見直すだけでも月額1万円くらいお安くなるケースもあります」(高須)。

③損害保険等の見直し

「家と車を所有されている方は、損害保険の個人賠償保険で特約が被っていたりすることが割とあるのです。その場合、二つに入っていても、いざという時にどちらか一方しか出ないことがありますので、その一つ分を外すだけでも無駄が省けます」(高須)

さらに、損害保険を含めた各種の保険を、『ネット保険』に切り替えることで1~2万円も保険代が安くなる場合がある。ネット保険に関しては、事故後のコールセンターへの繋がり難さなどが心配されるが、その点も、経営者や個人事業主の方の場合、仕事上の顧問弁護士などが入っていれば、いざという時の初期対応は相談できそうだ。


携帯や保険の見直しにより、年間10万円のゴルフ代を捻出するという提案に対し、中村さんは。

「携帯電話は、ソフトバンクで掛け放題で月3,000円くらいの法人向けパックの契約で、かなり節約できました。今考えているのは、社用車の損害保険料が年間30万円くらいなんですが、これを外資の損保会社に乗り換えることも検討しています」という。

☆                   ☆                  ☆
ココまで、『80歳まで、月2回のゴルフを楽しむための資金捻出』をFP高須さんのアドバイスを基に、67歳・会社社長の中村さんの場合を例に考えてきたが、結論としては。

①、60歳くらいまでに1,000万円の資産を貯め(もしくは退職金を充当し)、「一時払終身保険」等で運用し、毎年、運用資金の一部の定期引き出し金「10万円(積立利率や為替変動で変わる)」をゴルフ代に充てる。
②、家計の出費のうち「携帯代」、「生命保険」、「損害保険」の乗り換えや内容の見直しで、年間10万円を捻出する。


とりあえず、60歳までに1、000万円を貯めることからスタートしよう。(後編へ続く)

関連リンク

コモンウェルス http://common-wealth.jp/
中村さんが経営している東京・日本橋の宝飾品輸入総代理店。ホームページには妻に見せたら危険なジュエリーがたくさん……! プロゴルファーにも愛用者がいるとか

FPパートナー (マネードクター)https://fp-moneydoctor.com/
「お客さまの安心で充実した一生の実現を願い、ご意向に合う適切な保険商品や金融サービスを提供する」をモットーに、無料FP相談サイト「マネードクター」を運営

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ

家計相談,マネー,80歳,ゴルフ,老後