ジョーダン・スピースが復活の狼煙も 課題は“最終日”のティショット

全盛期の神懸かったショートゲームが復活しつつある(写真・Getty Images)
全盛期の神懸かったショートゲームが復活しつつある(写真・Getty Images) 【拡大】
ジョーダン・スピースが久々に2週連続の優勝争いに加わった。最終的には3年半ぶりの勝利に届かなかったが、いよいよスランプ脱出に大きく前進したと見られている。

ウェイストマネージメントフェニックスオープン(2月4~7日・アリゾナ州)の第3ラウンドでは自己ベストタイの61をマークした。10バーディのボギーなし、圧巻はスタンドに囲まれた名物16番パー3で11メートル、続く距離の短い17番パー4で9メートルのロングパットを沈め、大歓声を受けた。そのプレーぶりはひところの強かったスピースそのもの、自信に満ちた表情を見せた。

しかし、首位タイで迎えた最終日はティショットが左右にブレ、苦しい展開。前日入れまくったパットも決まらず1オーバーとスコアを落とし、4位タイに終わった。

「それでも僕にとってとても大きなステップ。自分のやっていることが正しいと確信が持てた」と、スランプ脱出に手応えを見せた。

続く翌週のAT&Tペブルビーチプロアマ(2月11~14日)でも、3日目を終えて2位に2打差をつけての首位に立った。が、最終日はやはりティショットが安定せず、フェアウェイをとらえたのは6回と、4日間で最低。前日までのミラクルなアイアンショットも影を潜めて70。優勝したダニエル・バーガーに3打及ばず3位タイに沈み、「今回はいけると思ったのに……」と、悔しさを滲ませた。

トップ10入りするのもほぼ1年ぶり、昨季のフェデックスカップは107位と低迷した要因は左右に曲がるティショット。長年のコーチ、キャメロン・マコーミックと二人三脚でスイング改造に励んでいるが、昨秋はブッチ・ハーモンの元を訪れ、「正しい方向に進んでいるか知りたい」と、セカンドオピニオンを求めたこともある。

「最終日はボールに構えたときからまったくいい感触がなかった。これはメンタルではなく技術の問題。次戦までにしっかりとスイングを調整したい」

元世界ランキング1位のスピースは、優勝争いを演じた2週間で同92位から62位まで上昇。27歳にしてメジャー3勝を含むツアー11勝の超エリートが、完全復活に挑む。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※週刊パーゴルフ2021年3月9日号「芝目八目」より

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