世界ランクは日本勢3番手に浮上 金谷拓実の世界戦略は前途洋々!?

オメガドバイデザートクラシックでトップ10入りを果たした金谷(写真・Getty Images)
オメガドバイデザートクラシックでトップ10入りを果たした金谷(写真・Getty Images) 【拡大】
昨年10月にプロ転向した金谷拓実。ダンロップフェニックスではプロ初優勝を遂げるなど、プロ生活は順調な滑り出しを見せており、2年目の今年は世界進出を狙う年になりそうだ。

2021年になって、金谷は米ツアーのソニーオープン・イン・ハワイ(予選落ち)、欧州ツアーのオメガドバイデザートクラシック(9位タイ)、サウジ国際(53位タイ)に出場。プロ転向時247位だった世界ランキングは102位(2月15日現在)に浮上し、松山英樹(22位)、今平周吾(73位)に次ぐ、日本勢3番手になった。

「ソニーオープンで予選落ちして自信をなくしていましたが、ドバイでトップ10に入れたのはよかったです。少ないチャンスですので、上位に入れるよう、がむしゃらにプレーしました」と振り返ったが、「プロになる前から海外で戦って優勝したいと思っていました。チャンスがあるならどんどん海外に出たいです」と、常に世界に目を向けている。

コロナ禍で海外から帰国しても、自主隔離を免除されるアスリートトラックと呼ばれる制度があるが、現在は適用されないことから3月は海外の試合に出場する予定はない。東北福祉大の卒業式に出席後、4月の21年国内初戦、東建ホームメイトカップに備えている。

海外参戦に当たり、出場資格のない試合がほとんどだが、契約を結ぶゴルフ界最大のマネージメント会社、IMGの存在も大きい。

「金谷プロは、アマチュア時代に(世界アマチュアランキング1位に贈られる)マコーマック・メダルを獲得していたり、実績があります。海外の試合でも推薦を取りやすいのは間違いありません」(IMG)

日本ではあまり知られていないが、マコーマック・メダルは、海外ではとても価値のあるものと認識されている。実際、欧州ツアーのドバイとサウジアラビアの試合は、主催者推薦を得た。結果的にサウジアラビアは、ドバイの10位以内の資格で出場したが、中東連戦は確保していた。

「東京五輪もありますし、ワールドランキングを上げれば、メジャーなど出場できる試合も増えてくるので頑張りたい」

と、4月の国内ツアーからポイントを稼ぐ構えだ。日本勢で2番手に浮上すれば東京五輪代表の座をつかめる。また、世界ランキング100位以内に入れば全米プロ、50位以内に入ればWGCや欧米の格の高い試合にも出場できる。

今季は欧州ツアーのアフィリエイトメンバーにも登録し、シード権を決めるレース・トゥ・ドバイでは50位につけている。すでに出場権を持つ全英オープンだけでなく、主催者推薦やメジャーなどで出場機会を増やしてポイントを稼ぎ、来季のシード権獲得も視野に入れている。

「欧州でシードを取ったり、優勝したいです」

アマ時代から自分を貫くことで、結果を残してきた金谷。その強い思いで世界進出を果たす。

(本誌・小高拓)
※週刊パーゴルフ2021年3月9日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2021年3月9日号(2月22日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●世界ランクは日本勢3番手に浮上 金谷拓実の世界戦略は前途洋々!?
●テーラーメイドに売却報道 4年間で値段が4倍になった要因とは?
●プロやコーチの本音が聞けて会話のチャンスも! 音声SNSのClubhouseが急速拡大中
●ジョーダン・スピースが復活の狼煙も 課題は“最終日”のティショット
●時代の波に翻弄され続けてきた茅ヶ崎GC 5年間の存続が決まったが、その後は?

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ