GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第13回 金谷拓実②

「高校卒業時に受けたQTでは失敗…大学でゼロからスタートして大躍進!」

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第13回のゲストは、金谷拓実です。今回は、東北福祉大学への進学や当時のゴルフライフなどについて語ってくれました。

高校卒業時、東京五輪を目指すなら、早くプロになったほうがいいと思いました (金谷)

深堀 拓実は高校を卒業した時に、一度プロゴルファーを目指しているよね?

金谷 そうですね。最初は高校卒業と同時にプロへ転向する気持ちがありました。でも、QT(クォリファイングトーナメント)が上手くいかなかったんです。そこで大学に進学し、今までのことを白紙に戻して「プロになるために体作りから始めよう」と考えました。

深堀 高校卒業時にプロを目指した時は、自分の中で明確なビジョンはあったの?

金谷 当時は、4年後に東京オリンピックの開催が決まっていたので出場したいと思っていました。大学へ進学すると、アマチュアの試合が多くなるため世界ランキングを上げらませんから…。東京オリンピックを目指すなら「プロになったほうが良いな」と…。

深堀 そうだったんだ。

学生時代、野球の大谷翔平選手にならい、81マスの目標シートをつけていました (金谷)

深堀 ちなみに、東北福祉大学を選んだ理由は?

金谷 QTで失敗して「急いで進学先を決めよう」となった時に、ナショナルチームの先輩の比嘉一貴さんに大学のことを色々聞いたんです。それで「東北福祉大学はいいよ」という話が出て、見学も行かず「お願いします」と(笑)。

深堀 入学してみての印象はどうだった?

金谷 自分が想像していた以上に、練習環境が良かったです。寮から歩いて行ける所にアプローチ練習場やパッティンググリーンがあり、トレーニングを行うジムなども完備されていましたから。

深堀 学生時代には「目標シートをつけていた」と聞いたけど…。

金谷 野球の大谷翔平選手が「高校時代にやっていた」というのを見たことがあって……。

深堀 目標シートには、81マス書き込む場所があるんだよね。全部記入するのは、簡単ではないと思うんだけど…。

金谷 2~3日は考えて……。それでも埋まらないこともあるので「何が大事なのか」自分を見詰め直しながら書いたのを覚えています。

深堀 拓実は、自分でしっかり物事を考えて解決するタイプだね。

金谷 そうですね。人に聞く時もあるのですが「最後は自分なりに解釈して全部自分で決めていく」感じです。

深堀 自分には「これが足りない」と感じたことはある?

金谷 野球の大谷選手を参考にした時に「運や人間性も磨く必要があるな」と……。日頃の行いが大切という点が勉強になりました。

深堀 パットの際に「ボールがカップのギリギリで止まるか、それとも入るか……」は技術論ではないよね。そんな時に、良いほうに作用するのは「運や人間性など何かを積み重ねた後にしか到達できない」見えない層があると思う。

環境により固定観念が変わり、新しい挑戦ができるようになったんだね (深堀)

深堀 話は変わるけど、2017年に19歳でアマチュア選手として出場した『日本オープン』では、(池田)勇太と最終組で熾烈な戦いを見せたよね。1打及ばず優勝は逃したけど、拓実の凄さを改めて感じた。

金谷 終盤の16番や17番で、短いパットを外してしまって……。いつもなら入る距離なのに普段通り打てずに外したんです。やはり、プレッシャーのかかる場面で「自分の力を出し切れない」のが悔しかったですね。克服するには「練習しかない」と思いました。

深堀 あの時は勇太が18番で渾身のドライバーショットを放ったけど、後で聞いたら「プロの意地です」と言っていた。そこまで戦えるようになって、どう思った?

金谷 大学1年生の時はゼロからの出発で、スイングも色々試していたんです。そんな状況で結果が出てうれしかったですね。パッティングやアプローチの練習を増やしたことも良かったと思います。

深堀 ショートゲームの練習を増やしたことで「打ち方のバリエーション」など、新しい面が生み出されたの? それとも実践してきたことの精度が上がった感じ?

金谷 両方ですね。当時はナショナルチームの海外遠征で、オーストラリアやイギリスなど、色々な地域でプレーする機会が増えたんです。例えば、リンクスコースでは「日本のように60度や58度のウエッジだけでアプローチする」わけにはいきません。状況によっては、30ヤードのフェアウェイから「パターやユーティリティで転がしていく」など、攻め方のバリエーションが増えたと思います。

深堀 環境によって固定観念が変わり、新しいチャレンジができるようになったわけだね。
次回も引き続き拓実に、初めて『マスターズ』に出場した時のことや日本のプロツアーへの参戦などについて聞いていきます。


~ 次回に続く ~


■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・金谷拓実/かなや・たくみ
1998年5月23日生まれ、広島県出身。17歳の時に『日本アマ』を史上最年少で制覇。その後、東北福祉大学へ進み、2018年に『アジア・パシフィックアマ』を制して『マスターズ』と『全英オープン』の出場権を獲得。2019年の『三井住友VISA太平洋マスターズ』で史上4人目のアマチュア優勝を果たした。2020年10月にプロへ転向。同年の『ダンロップフェニックス』でプロ初勝利を挙げている。

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