脱三密を追い風にプレーする人が増加中のゴルフ 会員権は7~10月で値上がりコースが大きく増加

コロナ禍でのスポーツとして、会員権が見直されてきているのかもしれない(写真は河口湖CC)
コロナ禍でのスポーツとして、会員権が見直されてきているのかもしれない(写真は河口湖CC) 【拡大】
新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言が出された今春は、ゴルフ場も休業や組数を絞っての営業を余儀なくされ、売り上げに大きな痛手を受けた。

しかし、5月25日の宣言解除後は一転、屋外でソーシャルディスタンスも取りやすいスポーツとして若い世代でもゴルフを始める人も多く、ゴルフ場予約サイトなどを見ても土日だけでなく平日も混雑しているコースが増えている。その混雑ぶりは10月以降、名門・準名門といわれるコースにも広がっている。

その人気はゴルフ会員権にも及んでおり、大手会員権業者の桜ゴルフによれば、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたのを契機に6月以降は入会相談が殺到し、会員権相場が上がり基調で推移しているという(同社調べ・関東圏534銘柄が対象)。

会員権は株と同様に流通性があり、ニーズが高まったことで売買価格が上がっていることになる。しかも同社のデータによれば、ここ十数年、秋は決まって平均価格(同)が下がり基調だったので、まさに大きな変化だ。実際、7~10月までの4カ月間に60銘柄以上が値上がりしている。

その要因は何か? 同社の佐川八重子社長によれば、やはりコロナによるところが大きそうだ。

「三密が避けられる点はもちろん、コロナによる自粛で買い控えていた人が動き出したこと、会員でないと土曜・日曜の予約が取れないため、この際ゴルフに真剣に取り組みたいなど、リタイア層を含め会員志向の高まりが感じられます」(佐川氏)

また、ワーケーションによって都心から離れた場所に居を移したのを契機に会員権を買ったり、名変料の値下げや入会条件の緩和などによって個人の需要がさらに高まったことも要因に挙げられるという。個人の「売り」に対して「買い」の注文が1・5~1・7倍も入っているうえ、法人の動きも徐々に見え始めているのも価格上昇を後押ししているようだ。

新型コロナウイルスの第3波がやってきているといわれるが、脱三密であるゴルフへの需要の高まりは、今後も続きそう。会員権価格の動向も気になるところだ。

(本誌・中澤浩治)
※週刊パーゴルフ2020年12月8日号「芝目八目」より

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