タイトリストの新シリーズ〈TSi〉がツアーにお目見え 多くのプロが持ち替えているドライバーの詳細とは?

〈TSi3〉ドライバーを使用し始めた今野大喜。全米オープンではアダム・スコット、ジョーダン・スピースらが使用した
〈TSi3〉ドライバーを使用し始めた今野大喜。全米オープンではアダム・スコット、ジョーダン・スピースらが使用した 【拡大】
米ツアーの2020-21年シーズンの初戦となったセーフウェイオープン(9月10~13日)で姿を現し、翌週の全米オープンでは30人弱の選手が使用を開始したタイトリストの新シリーズ〈TSi〉のドライバー。ツアーでお披露目されたということは、さほど待たずに発売が期待されるが、いったいどんなモデルなのだろうか?

現在確認されているのは〈TSi2〉と〈TSi3〉の2タイプ。現行モデル〈TS〉シリーズは4タイプあるが、18年に〈TS2〉と〈TS3〉が先行して発売されており、これを踏襲している可能性がある。両者の違いも踏襲されるとすれば、〈TSi3〉のほうが小ぶりに見え、ややディープフェースといえそうだ。

実は、9月14~15日に千葉県で開催されたISPS HANDA医療従事者応援ジャンボ尾崎記念チャリティトーナメントで、今野康晴の甥の今野大喜が〈TSi3〉ドライバーを使用しており、こちらだけはある程度、詳細が分かってきた。大きな特徴はヘッド後部に設けられたレールによってウェートが5つのポジションに移動できること。ヒールからトウの順にH2、H1、N、T1、T2と文字が書かれている。また、同じくヘッド後部に取り外し可能に見えるビスが埋め込まれており、重心深度の調整ができるのかもしれない。
〈TSi3〉のヘッド後部のウェートは5つのポジションに移動できることが分かる
〈TSi3〉のヘッド後部のウェートは5つのポジションに移動できることが分かる 【拡大】
今野は「前モデルよりも打感が柔らかくなりました。弾くというより、つかまって押せる感じがあります。叩くほど、グングン前に飛ぶ、強い球が出ますよ。〈TSi2〉も試しましたが、こちらはやさしさ重視で曲がりません」という。全米オープンで撮られた〈TSi2〉を見るとヘッド後部に大きなウェートが装着されているようで、こちらのほうが打ち出しを高く、慣性モーメントを大きくする意図が推測できる。
フェースはツルツルではなくザラザラだというから興味深い
フェースはツルツルではなくザラザラだというから興味深い 【拡大】
また今野は「フェース面がザラザラしているので、ここに秘密があるのかも」という。写真からは確かにザラつき感が感じられるので、雨天時の滑り防止、スピン量の安定などの目的を持っているのかもしれない。
レフティのブライアン・ハーマンが使用している〈TSi2〉。ヘッド後部の鉛の下に大きなウェートがあるという(写真・Getty Images)
レフティのブライアン・ハーマンが使用している〈TSi2〉。ヘッド後部の鉛の下に大きなウェートがあるという(写真・Getty Images) 【拡大】
現状では推測の域を出ないことが多いが、写真のモデルが大きく変更されることは考えにくい。タイトリストを販売するアクシネット ジャパンから詳細が発表される日まで、推測を楽しみながら待つことにしよう。

(本誌・中澤浩治)
※週刊パーゴルフ2020年10月13日号「芝目八目」より

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●タイトリストの新シリーズ〈TSi〉がツアーにお目見え 多くのプロが持ち替えているドライバーの詳細とは?
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