世界に先駆けて開幕した韓国女子ツアーがコロナ再拡大で“開店休業”状態に

ボミは当面、韓国ツアーに専念(写真・Getty Images)
ボミは当面、韓国ツアーに専念(写真・Getty Images) 【拡大】
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、世界のゴルフツアーの中では先駆けて5月から開催にこぎ着けた韓国女子ツアー。

無観客ながらもKLPGAチャンピオンシップを皮切りに5月は2試合、6月は4試合、7月は3試合を成功裏に終え、8月のDayou Winia(デユウィニア)MBN女子オープン(8月14~16日)も終えて、秋まで続く試合を続ける予定でいた。

だが、その後は“開店休業”状態になってしまった。

中止となったのはハイワンリゾート女子オープン(8月20~23日)、メジャーのハンファクラシック(8月27~30日)、KG・イーデイリーレディスオープン(9月4~6日)、ALL for You レノマチャンピオンシップ(9月10~13日)、OK貯蓄銀行パク・セリ インビテーショナル(9月18~20日)の5試合。また、ハナ金融グループチャンピオンシップ(9月24~27日)は、11月5日からの開催に変更された。

そんな中、空白になったスケジュールを埋めようと韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)も水面下で各所に働きかけ、急遽「ファントムクラシック」(9月25~27日)の3年ぶりの開催が決まるなど、動きが二転三転している。

ただ、8月16日の試合を最後に約1カ月半、トーナメントが開催されないことに変わりはない。

中止や延期が決まった背景には、韓国内の新型コロナ感染者数の急増がある。韓国では8月10日前後は、一日の新型コロナウイルスの新規感染者数が約100人だったのだが、8月27日には400人を超えた。急激な感染者数の増加に危険を感じた大会スポンサーとKLPGAは、開催に踏み切れなかったわけだ。

ちなみに日本ツアーを主戦場にするイ・ボミ、申ジエ、ペ・ソンウは当面、韓国ツアーに専念する予定。また、韓国ツアーのシードを持たないキム・ハヌルとアン・シネは練習に明け暮れる日々を過ごしており、日本の入国制限措置が解除されるのを待つしかないという状況だ。

世界に先駆け、ツアー再開への試金石とされた韓国女子ツアーだが、新型コロナの感染状況によっては中止や延期の選択を余儀なくされることの前例ともなってしまった。それだけ“withコロナ”の大会運営が難しいということだろう。日本にとっても対岸の火事ではない。

(本誌・金 明昱)
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