3パット禁物の全米オープン開幕!日本勢は松山、アマ世界一の金谷ら4人が出場

先週11日の渡米会見で意気込みを語った金谷
先週11日の渡米会見で意気込みを語った金谷 【拡大】
今週は6月から延期された全米オープン(9月17~20日、ニューヨーク州・ウイングドフットGC)が開催される。コロナ禍の影響で毎年恒例の予選会が中止。その代わりにワールドランキング60位から70位、各ツアーの賞金ランキング上位者、世界アマランキング上位者などの出場資格が設けられた。

舞台となるウイングドフットといえば、フィル・ミケルソン。前回開催された2006年大会、ミケルソンは2位に1打差をつけて最終日最終ホールを迎えたが、ダブルボギーを叩いてビッグタイトルを逃した。今年50歳を迎えてシニアデビューしたミケルソンがリベンジを果たし、キャリアグランドスラムの偉業を達成するかに注目が集まる。

06年大会に出場して12位タイに入っている今田竜二はコース攻略について、「フェアウェイキープと3パットをしないこと」と話す。7477ヤード(パー70)と距離があるため、そこそこの飛距離は必要だが、ラフに入れると0.5打のペナルティを覚悟する形になるので、フェアウェイキープは必須。

そして、「世界で一番アンジュレーションがきついグリーン」といい、ラインを間違えると3パットしやすくなる。「3パットは流れが悪くなるし、全米オープンでダブルボギー以上は命取り。パット巧者というより、3パットをしない選手が優利。優勝スコアはオーバーパーの戦いになる可能性が高い」と分析する。

今田が優勝候補に挙げるのは、ジョン・ラーム。

「プレーオフシリーズでは、長いパットを入れてダスティン・ジョンソンを下すなど好調ですし、メジャー優勝の予兆みたいなものを感じます」と、悲願のメジャー初制覇が近そうという。

日本からは、プレーオフシリーズで優勝争いを演じて好調の松山英樹に加えて、ワールドランキング70位以内で今平周吾、日本ツアーの賞金ランキング上位で石川遼、そして、世界アマチュアランキング1位の金谷拓実(東北福祉大)の4人が出場する。日本ツアーメンバーとしては、チャン・キム、ショーン・ノリスも名を連ねる。

金谷は日本人では初となる世界一のアマチュアの称号「マコーマックメダル」を受賞したばかり。また、日本人アマとしては初めてメジャー3大会に出場する。

「海外勢には飛距離ではかなわないと思いますが、1打1打に集中して自分らしく戦いたい。予選を突破して、ローアマを獲得したい。そして少しでも上位にいきたいですし、出るからには優勝を狙いたい」

今年の全米プロで優勝したコリン・モリカワは金谷とアマチュア時代からしのぎを削ってきたライバル。得意のパットやマネージメント力で金谷が活躍することも夢ではない。

大学4年の金谷は昨年の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー優勝を遂げており、いつプロ転向してもおかしくない。コロナ禍で今年はアマチュアの大会は中止が相次ぎ、年内は試合がない。プロ転向時期については明言していないが、次戦の日本オープンや前年覇者の三井住友VISA太平洋マスターズでプロとして出場する可能性も考えられる。

全米オープンで活躍して、日本でプロデビューとなるなら最高のシナリオ。アマチュアだけでなく、プロの世界でも世界一を目指す金谷の戦いに注目したい。

(本誌・小高拓)
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