試合会場でコロナ陽性者が発生するも、残り15試合を完走する覚悟の韓国女子ツアー

日本ツアーでも人気のぺ・ソンウが11位タイに入った(起亜自動車韓国女子オープン/ 写真・Getty Images)
日本ツアーでも人気のぺ・ソンウが11位タイに入った(起亜自動車韓国女子オープン/ 写真・Getty Images) 【拡大】
新型コロナウイルスの影響で中止や延期が続いていた世界のプロゴルフツアーに先駆けて、5月から再開した韓国女子ツアー(2020年開幕戦は、昨年12月のヒョソン・チャンピオンシップ with SBS GOLF)。

コロナ禍の中で開催に踏み切ったKLPGAチャンピオンシップ(5月14~17日)から、先週のメッコルヨンピョンリゾートオープン with SBS GOLF(7月3~5日)まで、8試合を消化した。

もちろんすべて無観客で行われているが、実は今季7戦目のBCカード・韓経レディースカップの会場で、新型コロナウイルスの陽性者が出ていたのだ。先月の6月23日に韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が発表した内容はこうだ。

「19日に京畿道・抱川市のフォーチュンヒルズCCを訪れた来場客(編注:一般営業のプレー客)の中の1名が、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたという事実について、23日の午後5時に報告があった」

そのうえで同協会は「25日に同会場で開幕予定のBCカード・韓経レディースカップの公式練習日(24日)を取り消した」と発表。さらに「その後の調査結果で、新型コロナの感染者と接触した人は、同伴したキャディ1名ということも判明した」

そのキャディはすぐに保健所に移動し、PCR検査を受けたが幸いにも陰性だったという。

しかし問題は、そのまま大会を予定通りに行うかどうかの判断だった。無観客とはいえ、選手やキャディ、その他関係者へ感染リスクもあったわけだが、運営側と協会は24日には「ゴーサイン」を出した。

「大会組織委員会のタイトルスポンサー、KLPGA、競技委員会、選手委員会、主管テレビ局、ゴルフ場などからの意見をまとめた結果、会場内の施設および人的な防疫を強化しながら、大会を予定通りに行うことを決めた」(KLPGA)

予定されていた24日の練習ラウンドは、感染リスクを避けるために中止になったが、素早い判断で選手たちに試合の準備を促したことで、大会は滞りなく進行した。

韓国大手スポーツ紙ゴルフ担当記者は、「最終日はプレーオフにもつれ込む接戦だったこともあり、ゴルフファンを楽しませたことで『開催に踏み切って正解だった』という好意的な声が多かった」と語る。

そんな中、韓国女子ツアーは11月までの残り15試合をすべて開催に踏み切る予定でいる。

韓国ツアーも防疫対策に万全を期しているとはいえ、今回は選手や関係者ではなく、トーナメント開催前にゴルフ場を訪れた一般客の中から新型コロナの感染者がいたという稀なケース。日本女子ツアーもアース・モンダミンカップから開幕し、無事に大会を終えたが、今後は韓国ツアーのような事態も想定しておいたほうがいいのかもしれない。

(本誌・金 明昱)
※週刊パーゴルフ2020年7月21日号「芝目八目」より

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●試合会場でコロナ陽性者が発生するも、残り15試合を完走する覚悟の韓国女子ツアー
●コロナ禍はまだ終息しないけど、徐々にゴルフメーカーに活気が戻ってきたぞ!
●好きな選手を応援しながら写真や動画が撮り放題!女子プロとファンがウインウインになれる試合が開催へ

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