女子ツアーは開幕の見通しが立ったが男子は? 開催時期が見えないJGTOが抱える問題

一方、シンガポールオープンで”開幕”してはいる男子ツアーだが……(写真・Getty Images)
一方、シンガポールオープンで”開幕”してはいる男子ツアーだが……(写真・Getty Images) 【拡大】
前項で触れたとおり、日本女子ツアーはアース・モンダミンカップの無観客試合で“開幕”を迎えることが発表された。

一方、男子ツアーは、1月のSMBCシンガポールオープンで開幕したが、4月の国内開幕以降6月までの7試合と、7月のゴルフパートナープロアマ、8月のライザップKBCオーガスタの計9試合が中止。21年シーズンの出場資格を決めるQTは、8月から始まる予定だったが、「全日程見直し」としている。

再開時期の目安を日本ゴルフツアー機構(JGTO)に聞いた。

「関係各位と協議中です。ツアー再開のタイミング、(来季との統合など)シーズンの考え方、感染対策、開催自治体などとの交渉、各主催者の状況や考え方の確認、選手会との意見調整など、ありとあらゆることを確認、調整しながら一つ一つ丁寧に事を進めています。そのため時間がかかりますし、時間をかけて最良の方法を探っています」

女子ツアーのような21年とのシーズン統合や出場資格についても協議、検討中という。

大きな問題の一つが、外国勢の多さ。選手会を構成するツアーメンバー205人中40%強が外国勢。国籍も韓国、タイ、フィリピン、インド、豪州、南アフリカ、米国など多岐にわたる。近年の外国勢はレベルが高く、昨年の賞金ランキング10位以内に5人が名を連ね、日本ツアーのレベル全体の底上げに一役買っている。ツアーを盛り上げるために欠かせない存在だ。

しかし、水際対策として日本政府が110ヵ国以上を対象として入国制限を行っているため、現状では来日できない選手がほとんど。6月末には制限が緩和される国もあるようだが、その点が大きな壁となっているようだ。

今後の予定としては、日本プロゴルフ選手権(7月2~5日)は同週での開催は見送り、15日に開催可否を発表する。そして、長いオープンウィークが続いて、長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップ(8月20~23日、北海道/ザ・ノースCC)で、本格的にツアー再開を目指すことになりそうだ。

ただ、ゴルフパートナープロアマはツアー競技としては中止だが、「JGTO共催 ゴルフパートナエキシビショントーナメント」(7月9~10日、茨城県・取手国際GC)として、プロのみの2日間競技(賞金総額2000万円)を行う。賞金ランキング対象外で無観客だが、明るいニュースなのは間違いない。

「他団体の動向は把握していますが、JGTOはそれに合わせることはなく、選手にとって、主催者にとって、ファンにとって最良の方法を決定しようと考えています」(JGTO)

ツアー再開時期の見通しがつき次第、出場資格などの検討も行うようだ。国際色豊かな男子ツアーは国内にもならず、世界的なコロナウィルスの収束が求められている。

(本誌・小高拓)
※週刊パーゴルフ2020年6月23・30日合併号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2020年6月23・30日合併号(6月9日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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