ツアー再開まであと半月と迫った米PGAツアー、毎週のPCR検査にチャーター機の手配という徹底ぶり

米PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏。チャーター機の手配など、さすがに対策のスケールが大きい(写真・Getty Images)
米PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏。チャーター機の手配など、さすがに対策のスケールが大きい(写真・Getty Images) 【拡大】
米PGAツアーがツアー再開に向けて選手らに「ヘルス&セーフティプラン」なる膨大な文書を送付した。全37ページ、その内容は自宅を出発する前から、滞在中の生活、コースでの行動など多岐にわたって新しいルールが記されている。

選手、キャディらは自宅を出発する前に自分で唾液による検査を実施する。現地に到着後はホテル等で問診、検温、そしてPCR検査が行われる。この結果が出るのに24~48時間を要するが、その間に選手たちはラウンドも練習も可能。ただしロッカールームへの立ち入りはできない。そして、もし結果が陽性の場合は少なくとも10日間は隔離されることとなり、大会は棄権することとなる。ちなみに、隔離されている間にかかる費用などはツアーが負担することも明記されている。また、すでに大会が始まり予選通過を果たしている場合は最下位の賞金(非公式)を獲得する。

コース内でのマナーについても「ソーシャルディスタンスとして2メートルの距離を保つこと」「選手、キャディはバンカーレーキやピンに触ることはできるが、ラウンド後は必ず手を洗うこと」「各ホールに設置された消毒液を使用すること」「つばを吐くことは禁止」と、細かく言及している。

コーチや通訳、トレーナーの帯同は許可されたが、家族同伴はできない。滞在は指定ホテルが推奨され、食事もできるだけルームサービス、もしくはテイクアウトを部屋に持ち帰るなどし、外食などの集まりを避けること。そして次戦への移動はツアーが用意するチャーター機の利用が推奨されている。こちらは有料で、選手は600ドル、キャディは300ドルとあった。

「今まで見たこともない行動ばかり。しかし、これは安全のためで、我々の仕事でもある。ツアーを100%信頼している」と選手会理事を務めるチャーリー・ホフマンは前向き。6月11日の開幕まであと2週間。ツアーと選手らが団結して立ち向かうときが来た。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※週刊パーゴルフ2020年6月9・16日合併号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2020年6月9・16日合併号(5月26日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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