一部ゴルフが解禁され始めたカリフォルニアで在米ジャーナリストが感染リスク最小化を実地検証

ソーシャルディスタンスを保って受付の列に並ぶ
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全米でゴルフコースがオープンに向かう中、筆者が在住するカリフォルニア州でも一部が解禁となり始めた。「ゴルフは最も安全なスポーツの一つ」といわれ、“コロナルール”なるものも定着しつつあるが、果たしてどれくらい安全にプレーできるのか、実際にプレーしてみた。

まだロサンゼルス郡ではコースが閉鎖されているため、隣のベンチュラ郡のパブリックコースへ遠征した。この日、筆者の決めたテーマは二つ、「どれくらい物に触らずにプレーできるか?」と「ソーシャルディスタンスを維持することは可能か?」を徹底検証してみた。

コースに到着したら、まずは駐車場で靴の履き替えなどの準備。もちろんクラブハウスは閉鎖だから、ロッカーは使えない。持参した手引きカートにキャディバッグを乗せた。最近は乗用カートが禁止。担ぎで歩くか自前の手引きカートのみが多い。つまりコースは消毒が必要になるレンタルは何もしたくないのだ。

次はプロショップへ移動、といっても閉鎖されていて支払いの窓口のみオープン。ここはカードで支払うが、オンラインで事前決済のみのコースも多い。レジには消毒液が備えられていた。このコースではマスク着用は義務でなかったため、ほとんどの人はマスクなしだ。練習場は使用可だったが、ここはパスして1番ティへ。

友人と二人で行ったが、他の二人組と組んで4人となった。挨拶は5メートルくらい離れて自己紹介。カレッジでゴルフをしていた強者の彼らはバックティ、ゆえにティーイングエリアでも近寄ることはなし。プレー中は少し会話も弾んだが2メートル以内に入ることはなし。慣れない手引きカートで必死に歩いてプレーした。ただし、同伴した友人とは気をつけないと2メートル以内になることがあった。コース内には水などのサービスは一切撤去されているが、持参した水とランチで問題なし。カートでドリンクなど売りに来るサービスはあったが利用しなかった。

ピンフラッグは差したままでプレーし、一度も触ることはなく、バンカーレーキも撤去されていた。カップ内は発砲スチロールで上げ底に工夫され、拾いやすくなっていた。それでも少しカップに手が触れてしまうことも。その際は持参した除菌スプレーで消毒を徹底した。と、コース内ではほとんど物に触れずに終えることができたが、問題はトイレなどで、どうしても使用しなければならないものがあること。ここは手洗いを徹底するしかない。プレーを終えると、そのまま車に直行し帰路へ。

さて検証結果はというと、1日で自分のモノ以外で触ったのはカップとトイレのみ。2メートル以内に人が入ったのは友人とやや近寄ったくらいだ。感覚としてはマーケットに買い出しに行くほうがよほどリスクが高いだろうと感じた。

一旦家から外に出ると危険がいっぱいで100%ではないが、それでもルールを守れば安全にゴルフはできる。ちなみに、長らく自宅でじっとしていたから、山坂のコースを2万歩以上歩いて足がクタクタ。やはりゴルフが運動には最適なのは間違いなしだ。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※週刊パーゴルフ2020年5月26日・6月2日合併号「芝目八目」より

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