USGAが地方協会に対する500万ドルの支援を決定。根底にあるのは草の根で競技を支える人たちへの感謝

地方協会メンバーの活動あってのUSGAであり全米オープンだとデービスCEO(写真・Getty Images)
地方協会メンバーの活動あってのUSGAであり全米オープンだとデービスCEO(写真・Getty Images) 【拡大】
新型コロナウイルス感染拡大の影響の下、全米でゴルフコースの閉鎖や大会の中止が続いている状況を鑑み、全米ゴルフ協会(USGA)が同協会の支部にあたる全米各州のゴルフ協会への支援を発表した。その総額は500万ドル(約5億4000万円)で、各協会は最大10万ドル(約1080万円)まで申請が可能。場合によっては超過支援もあるという。

「これら各州のゴルフ協会はそれぞれの州、地域で競技ゴルフやアマチュアのリクリエーションゴルフを支える根幹。ゴルフにとって極めて重要なもの」と、USGAのマイク・デービスCEOはコメントする。

R&Aと並びUSGAはルールを司るゴルフの総本山だが、全米オープン、全米アマチュアなどメジャーな大会を主催する以外に各地域の予選会、ジュニアからシニアまでの男女と幅広い大会を開催。ハンディキャップの管理からルールの教育まで、「地方協会メンバーのボランティアたちがいなければメジャーを含めて競技大会はまったく成立しない。とても重要なものだ」と、デービスCEOは強調する。

全米では現在95%もの人々が“ステイ・アット・ホーム”のルールで外出制限が掛かっているが、ゴルフの許可は州や地域によって異なる。実際に全米50州でゴルフコースが完全に閉鎖されているのは18州(4月9日現在)だが、郡や市などの規則で閉鎖されているところも多く、ローカル競技やクラブ対抗など地方協会が主催する大会はほぼ中止となっているのが現状。

USGA自身も全米オープンなどメジャーが延期される困難が続いているが、「協会活動の停止が続けば、いずれ再開されたときに必要となる人員が確保できなくなることも懸念される。なんとか苦境を乗り切ってほしい」と、救済を決めた。

こうして多くの人に支えられるゴルフ、一日も早く安心してプレーできることが待ち望まれる。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※週刊パーゴルフ2020年5月5日号「芝目八目」より

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