GOLF Net TV連動「深堀圭一郎 KeyTALK」 第7回 木下稜介②

ゴルフのスキルだけでなく、人として成長できたアジアンツアー

深堀圭一郎が、ゴルファー仲間をゲストに招き、
ツアーでの出来事から普段聞けないような話までぶっちゃけトークを展開する「深堀圭一郎 KeyTALK」。
プロゴルファーの素顔に迫るこの番組は、GOLF Net TVで配信しています!
第7回のゲスト・木下稜介の2回目のトークは、プロ入り後の成長についてです。


試合終わりには、ランニングやストレッチなどセルフケアの時間を長めに取っています (木下)

深堀 稜介はルーキーイヤーの2014年に『ダンロップ・スリクソン』で2位になっているよね。

木下 あの週はショットが良かったんです。それと開催コースの『グランディ那須白川ゴルフクラブ』のグリーンが柔らかかったのも戦えた理由だと思います。バーディチャンスが多くて、パットも入ってくれました。ただし、小平さんと優勝を争いをしていた最終日だけは、パターが全然入らなくなって結果的に勝てませんでした。

深堀 勝負所だとパットは難しいよね。ちなみに、ルーキーイヤーはどういう1年だった?

木下 あの2位だけでした。それ以外は予選を通っても下の方でしたし、後半連戦になってくると精神的にも疲れてしまって…。

深堀 学生時代には無い難しさだよね。高い緊張感と上手くいったり、いかなかったりの繰り返し。

木下 その頃は、トレーナーさんもいなくてケアも受けてなかったので、身体が張って動きにくいし、みなさんはどうしているんだろう…と思っていました。

深堀 1回経験することが大きいと思う。その次に自分がどう変わっていくかだよね。

木下 僕の場合、試合が終わったら10~20分程度ランニングするようにしています。これは今も続けていますね。その後にお風呂に入って、ストレッチなども30~40分ぐらい行いセルフケアの時間を長めに取るようにしています。


日本で当たり前のことがアジアンツアーでは当たり前じゃなかった (木下)

深堀 稜介は日本だけでなく、アジアンツアーにも出場していたよね。きっけは、高校の先輩の片岡大育が行っていたから?

木下 そうですね。2016年は日本のQTがダメで試合に出場できなくて…当時の片岡大育さんが、アジアでシードを獲っていたので相談したら「絶対に行った方がいい」ということで決めました。

深堀 ここは「来なければ良かったかも」と感じたことはない?

木下 あります(笑)。まずは、英語ができなくて、言葉が通じないのが本当に困りました。それから、フィリピンは一番ヤバかったですね。行った時に、ちょうどAPEC(アジア太平洋の経済協力の政府間協議体)の国際会議があって…。ゴルフ場からの帰りも高速が2~3時間通行止めになってしまうんです。結局、2時間高速が止まって耐えられなくなり、バスを降りて日本の選手3人ぐらいで5~6㎞先のホテルまで歩いて帰りました。帰り道も裏路地のような感じで、めちゃくちゃ怖かったです。アジアに行くと「日本で当たり前のことが当たり前じゃない」ので臨機応変に対応することで、人として成長できると思います。そういう意味では「行って良かった」ですね。

深堀 確かにね。


右手の角度が谷口徹、バンカーは丸山茂樹。それが自分オリジナルになるといいね (深堀)

深堀 2019年のシーズンを終えて、稜介はゴルフが安定してきた感じがするけど、変わるきっかけはあったの。

木下 オフに谷口 徹さんの合宿に参加させて頂いて、ワンポイントのレッスンでショットが良くなったのがあります。僕はスイング中に腰が止まって手が動いてしまう癖があったんです。それを「右手の角度を保ったまま腰を回して打て」と教えて頂いて、練習をしていたら掴むものがありました。

深堀 谷口 徹はエライよね。悪く言えば「変わりモン」だけど、その裏には愛情がある。優しい言葉とキツイ言葉を使いながら、見てくれているもんね。やはり、盗んだり聞くのが何よりだよ。

木下 僕にとっては、丸山茂樹さんのバンカーも「神」なんです。とはいえ、直接教えて頂く機会はありませんでした。ところが、2019年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で解説をされていて、3日目に上がろうとしたら、ちょうど丸山さんがいたので「今度機会があったらバンカー教えてください」とお願いしたんです。すると「今見てあげるよ」と言って頂いて、それから40分ぐらい日が暮れ始めるまで教えてくれました。これで凄く良くなったんです!

深堀 ショートゲームで、あのクラスはいないからね。バンカーもアプローチも世界のフィールドで、当時の5本指に入ると思う。

木下 丸山さんは、難しかったら「バンカーに入れちゃう」とおっしゃっていました。ラフよりバンカーの方が絶対いいから…と。

深堀 右手の角度は谷口 徹で、バンカーショットは丸山茂樹…色々足していいよね! それが自分のオリジナルになれば理想的。

次号も引き続き、稜介に初シードを獲った時のことなどについて聞いていきます。


~ 次回に続く ~


■プロフィール
・深堀圭一郎/ふかぼり・けいいちろう
1968年10月9日生まれ、東京都出身。1992年にプロへ転向。ツアー通算8勝。ラテール・エンタプライズ所属。

・木下稜介/きのした・りょうすけ
1991年7月16日生まれ、奈良県出身。大阪学院大学の4年生時の2013年にQTで3位に入り、2014年にプロデビュー。2018年にはAbemaTVツアーで初優勝。2019年はレギュラーツアー6試合でトップ10入りを果たし賞金ランキングを大きく上げた。初のシード権獲得となった2020年シーズンに、さらなる飛躍が期待される。ハートランド所属。

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