新型コロナの影響でツアー中止が相次ぐ中、決行したシニアツアー予選会の感染対策は?

シニアツアー最終予選で2日目トップに立った篠崎紀夫(PGA公式HPより)
シニアツアー最終予選で2日目トップに立った篠崎紀夫(PGA公式HPより) 【拡大】
新型コロナウイルスの影響で国内のツアー競技は女子がヤマハレディースオープン葛城(4月2~5日)までの中止が決定(3月27日現在)。男子の動向が注目されていたが、26日、ついに開幕戦・東建コーポレーションカップ(4月16~19日)の中止が発表されると、翌日には中日クラウンズ(4月30~5月3日)もそれに続いた。

そんな中、4月10日に開幕戦・金秀シニア沖縄オープンを控えるシニアツアーは、4月23~25日に台湾で開催される予定だった富邦仰德シニア盃(フーボン・ヨウトク シニアカップ)を除き、いまだ中止・延期のアナウンスはない。

さらに、ツアー出場権を懸けた予選会は、最終予選がKochi黒潮CCで行われたばかり。先週の3月25~27日に行われたばかり。もともと日程的にツアー開幕の直前だったため、延期の措置は取れなかったのだろう。

しかし、感染へのリスクが日に日に高まる現在、どんな対策を取って決行に至ったのか? 主催する日本プロゴルフ協会(PGA)の公式ホームページによると、以下を対策に挙げている。


【1】法務省が定める上陸拒否国への14日以内の滞在履歴がないこと(誓約書への署名及び外国籍の方は渡航履歴の証明書を提出)

【2】会場内に設置された消毒用アイテムの利用

【3】マスク等の感染予防アイテムの使用促進

【4】37.5度以上の発熱があった場合、大会本部に申し出て、速やかに医療機関での診察を受けること

【5】人と人とが至近距離で一定時間以上交わる環境をつくらないこと


極めて常識的な内容だが、実際に現場ではどんな対応が取られたのか?

「受付の時間を調整することで、選手の来場時に人が密集する時間をつくらないように配慮しました。受付やアテストのスタッフについては、医療用の手袋やマスクを着用し、選手への体調確認を徹底。選手も来場時などクラブハウス内ではマスクを着用してもらいました。プレー中にマスクを着用している選手もチラホラいましたが、花粉症の人もいるのでコロナ対策かどうかは定かではありません」(PGA・ツアー競技部)

また、国を跨いだ人の往来が制限されてきているだけに海外選手には大きな影響があったようだ。日本に一度入国してしまうと母国に帰れなくなる可能性があることから出場を辞退した選手が数名いたという。韓国人選手については、直接日本に入国すると14日間の待機を強いられるため、一度タイを経由して合宿を行い、日本に入ってきた選手もいるという。

PGAでは3月31日~4月1日の日本プロゴルフ選手権・最終予選も同様の対応で行う予定。プロ野球界で感染の疑いのある選手が出てしまったタイミングだけに、何事もないことを祈るばかりだ。

(本誌・金子信隆)
※週刊パーゴルフ2020年4月14日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2020年4月14日号(3月31日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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