数字に注目するとますます開幕が待ち遠しくなる。納得? 意外? データで楽しむ女子ゴルフ

バウンスバックの高さが代名詞の渋野だが、上には上がいた
バウンスバックの高さが代名詞の渋野だが、上には上がいた 【拡大】
連日のようにテレビなどから流れる新型コロナウイルスのニュースに不安や疲労を募らせている人も多いことだろう。ゴルフ界も試合の中止が相次ぎ、男女ツアーともにいつ開幕できるか不透明な状態だ。

そんな中、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のホームページでは、ツアーへの興味をつなぎとめるためか、「注目のレコード」という記事を公開している。ここで気になったデータを紹介しよう。

19年、彗星のごとく現れた渋野日向子の代名詞といえば「バウンスバック率」(ボギーかそれより悪いスコアとしたホールの直後のホールで、バーディかそれよりいいスコアを獲得する率)。渋野は昨季「26.0684」でバウンスバック率1位に輝いたが、実は上には上がいる。歴代1位の記録を誇るのはアン・ソンジュの「26.3804」(13年)、2位はタミー・ダーディン(豪州)の「26.2570」(10年)なのだ。今後は渋野が二人の記録を塗り替えるられるかにも注目したい。

また昨季のパーオン率(パーオンをする率。パーオンはパーの打数から2を引いた打数以内でグリーンに乗せること)では、稲見萌寧が「78.2079」で1位に輝いた。2位はイ・ミニョンの「76.1504」、3位は岡山絵里の「75.7767」と、これまで1位だった申ジエの「75.3358」(18年)を、3人が一気に抜き去ったのだ。

申の記録を3ポイントも上回った稲見は、役者が揃う黄金世代とプラチナ世代の間で“狭間世代”といわれたりもするが、きっちり存在感をアピールした。稲見のアイアンショットは今季も必見だろう。ほかにも興味深いデータが集められているので、気になる人はJLPGAのホームページをチェックしてみよう。

さて、本誌が注目する記録はやはり賞金女王に直結する「平均パット数」(パーオンしたホールの平均パット数)だ。女子ツアーでパットの名手といえば鈴木愛。昨季2度目の賞金女王となった鈴木は平均パット数でも「1.7561」で1位となった。

鈴木はかねてから「平均パット数1.72台」を目標に掲げている。というのは、ここ10年で1位の記録、全美貞の「1.7299」(12年)があるからかもしれない。昨季を含めこれまでに3度、平均パット数で1位を手にしている鈴木だが、「1.7414」(18年)が最高値。年々セッティングが厳しくなる中、誰よりもパッティング練習に時間を割く鈴木をもってしても、この記録更新がいかに難しいかが分かる。

1年程度の延期になったとはいえ、オリンピックの代表候補争いはこれからも続く。試合が再開され、鈴木が「1.72台」を目指すことで賞金女王はもちろんのこと、代表権を引き寄せるのは間違いなさそうだ。

(本誌・島村真理子)
※週刊パーゴルフ2020年4月14日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2020年4月14日号(3月31日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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