「この大変な時期に地元の力になりたい」 芝生を子供たちに開放するゴルフ場が続々

芝生の上ならストライダーで転んでも痛くない、かな?(写真提供・鎌倉パブリックゴルフ場)
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新型コロナウイルス対策として始まった臨時休校。幼稚園でも、休園になったところも多いと聞く。自宅待機が推奨される中、子供たちの運動不足やストレスが心配されるが、その中で子供たちのために“一肌脱ぐ”ゴルフ場が出てきた。

群馬県渋川市にある伊香保CCでは3月20日からコースの一部を子供たちに解放、プレーヤーの間を縫ってカートでコースを散策したり、空きスペースで遊べたり、26日の時点では毎日平均10人前後の子供が来場。近隣だけでなく都内からも来ることがあるという。同コースの副支配人・中澤広行氏によれば、これまでも桜の時期などに積極的にプレーヤー以外の客も受け入れており、「スタッフも慣れており、対応もスムーズにできています。来場する方も少しずつ、増えていますね」とこの取り組みに手ごたえを感じていた。

西に目を向ければ、広島県安芸市のリージャスクレストGCも18日から平日10~16時にクラブハウス周辺の芝生エリアなどを解放。同コースの代表取締役社長・沢畑道信氏は「練習グリーンの1つでパッティングができたり、池の鯉を見たりできるのが人気ですね。野生の鹿も多いので、カートでの散策中に会えることもありますよ」と、ゴルフ場の特色や自然あふれる立地で子供たちをもてなしている。
コース内で鹿に会えることも(写真提供・リージャスクレストGC)
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神奈川県鎌倉市の鎌倉パブリックゴルフ場は25日から4月5日まで15時半から2番ホールを世界的人気の足蹴り自転車〈ストライダー〉で自由に遊べる「ストライダーエンジョイパーク」を設置した。初日は7組の親子が来場。実はこの催しは昨年から決定していたそうで、「結果的に、という感じですね(笑)。私どものコースでは以前からバーベキューなどゴルフ以外の取り組みも行っていました。これを機にゴルフ場のことを知っていただければ」と、コースを運営する朝日観光の代表取締役専務・手塚勇貴氏が話してくれた。

ゴルフ場はゴルファー以外には敷居の高い場所、このような取り組みが子供たちやゴルフをしない保護者たちにゴルフとの接点をつくってくれた。どのコースもそうした接点という思いもあるが、3コースとも口をそろえたのは、「この大変な時期に地元の力になりたい」ということ。

地域を思い、そこに暮らす子供たちを思う。そんなゴルフ場があることが、長引きそうなコロナ禍の中の一筋の光に思える。

(本誌・小路友博)
※週刊パーゴルフ2020年4月14日号「芝目八目」より

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