企業のコンペは中止になってもアマチュア競技はほぼ“例年並み”の出場者

一昨年の日本オープン開催コース、横浜CCはまだ空きあり
一昨年の日本オープン開催コース、横浜CCはまだ空きあり 【拡大】
新型コロナウイルスの影響で、世界中のゴルフツアーが軒並み中止や延期の措置を取っている。しかし、街を見渡せば100打席以上あるゴルフ練習場が満席で順番待ちということも少なくない。

国内に142のゴルフ場を保有するPGMに聞くと、「企業の大口のコンペがキャンセルとなり、昨年と比べると来場者数は減少しています。しかし、昼休憩を挟まないスループレーのニーズは高まり、利用してくださる方は増えています」(同社広報グループ)。現在、100コース以上でスループレーを設定して集客を図っている。

この時期は、アマチュア競技も盛んに行われる。開催や申し込み状況も気になるところだ。日本ゴルフ協会(JGA)が主催し、日本オープンの予選会に通じるドリームステージ。全国の名門コース8ヵ所を舞台に4月から行われる。

「50~60人ほどの規模でもありますし、スポーツ庁の指針に沿って新型コロナウイルスの対策をして、開催の準備を進めています」(JGA)と、予定通り開催する方向だ。2月10日に受付を開始して、東京ゴルフ倶楽部は1日で定員に達したが、3月17日時点で我孫子ゴルフ倶楽部、横浜カントリークラブなど、他会場は定員に対して50%前後と例年通りの申し込みという。

日本パブリック協会が主催する全日本アマチュアゴルファーズ選手権。50年以上の歴史があり、ハンディキャップ20程度の腕前から出場できることから、トップアマへの登竜門として身近な競技である。31日までが申し込み期限で、4月から開催される。JGA同様、ウイルス対策を講じて、「現状では開催する予定です」(大会事務局)という。申し込み数に関しては「中間報告では前年比で減少傾向です。ただ、新型コロナウイルスの影響というより、昨今の若い世代の競技離れで年々参加者が減っている流れだと思います」。

また、姉妹大会の全日本女子アマチュアゴルファー選手権は2月末で締め切り、3月中旬から実施されている。こちらは例年より減少傾向だが、小中高校の休校に伴い、出場を辞退したケースはあったという。

さらに今年49回目を迎える千葉オープン(千葉日報社主催)は、ツアープロとアマがしのぎを削る大会として盛り上がりを見せる。前年覇者は石川遼である。アマチュア予選会は新型コロナウイルス騒動以前の1月末にエントリーを開始し、4会場で実施。「ほぼ例年通りのエントリーをいただいておりましたが、開催直前にキャンセルをされる方が例年より多かったです。特に、感染すると重症化するといわれるシニアのカテゴリーが多かったですね」(大会事務局)。

多少の影響はあったが3会場を終えたところでは大きな問題は起こっていない。予選会場では、アテストエリアをクラブハウス全域に設定するなど、密集度を減らす対策なども取られた。ちなみにプロ予選会はウェイティングの数が例年より多かったという。ただし、本戦は4月6、7日に開催予定だが、大会開催については再度協議を重ね、3月27日をめどに開催可否を発表するという。

ゴルフは屋内スポーツに比べて、屋外で行うため感染しにくいといわれる。プロの競技は中止や延期になることは多いが、ゴルフを楽しむ人、腕試しの場に積極的に出る人は多いことが分かった。早く思い切ってゴルフを楽しみたいものだ。

(本誌・小高拓)
※週刊パーゴルフ2020年4月7日号「芝目八目」より

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