高校ゴルフ界がデジタル化に舵切った!? シミュレーションゴルフで初の全国大会

緊張感の中に和気あいあいとした雰囲気も
緊張感の中に和気あいあいとした雰囲気も 【拡大】
2月1~2日に屋内練習施設のドライビングレンジ東新宿で「第1回全国高等学校シミュレーションゴルフ選手権大会」が開催された。

日本高等学校ゴルフ連盟が主催する公式戦であり、使用するコースは今年から“緑の甲子園”の舞台となるサンヒルズCC。今回は第1回大会ということもあり、高ゴ連が各地区から選抜した選手のみの出場となったが、来年以降は地区大会の開催も検討している。

「ゴルフ人口の減少はジュニア世代も例外ではなく、少しでも裾野を広げたいというのが、一番の狙いです」

と語るのは、今大会に特別協賛するゴルフゾンジャパン株式会社の今野晃弘代表取締役だ。同社はこれまで女子プロや一般アマチュアによる大会を開催してきた実績があり、そのノウハウを高ゴ連に提供することで今大会の実現に至った。

シミュレーションゴルフで大会を行うメリットは少なくない。まず、選手間のコミュニケーションを図れること。通常のラウンドだと、ティグラウンドとグリーン以外で他人のプレーをじっくり見ることはないが、同じ場所で順番に打つため、自然と横のつながりができる。団体戦になれば、身近で応援できるので一体感も生まれる。今回も、試合の緊張感はありつつ、通常の試合では見られない応援や掛け声も多く、楽しい雰囲気の印象が強かった。

また、ブースが近い分、同組の選手以外からの視線も感じやすい。ほかのスポーツと同じように、観られることでの緊張感や楽しさを味わうことができる。プロを目指す選手が多いだけに、プラスになることは間違いない。

さらにシミュレーションゴルフを使うことで技術の向上も狙える。というのも、自分のスイング画像だけでなく、ラウンドしたデータを蓄積できるからだ。平均飛距離やフェアウェイキープ率といった単純なものはもちろん、30ヤード以下からの寄せワン率なども出せるので、自分の弱点がひと目で分かるといった具合だ。

練習環境に恵まれていないゴルフ部の選手でも、シミュレーションゴルフに活路を見出すことで練習量を補える。全国大会という目標ができたことによって、新たな流れが生まれる可能性が大きいジュニアゴルフ界。その波が一般ゴルファーに及べば、ゴルフ熱が高まるチャンスは十分あるのではないか。

(ゴルフライター・山西英希)
※週刊パーゴルフ2020年2月25日号「芝目八目」より

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