米ツアーの超高額賞金のさらに倍!前代未聞の“ニンジン”をエサに世界ツアーは実現するか?

すべてはこの人の動向次第か?(写真・Getty Images)
すべてはこの人の動向次第か?(写真・Getty Images) 【拡大】
「“プレミアゴルフリーグ”(世界ツアー構想)を早ければ2022年から開始する」

そんなニュースが突如ゴルフ界に走った。米PGAツアー、欧州ツアーのライバルともなる新たなツアーで、世界のトッププレーヤー48人を招聘して米国、オーストラリア、ドバイなど、世界各地で年間18大会を開催。54ホール大会で賞金総額1000万ドル(約11億円)、優勝は200万ドル(約2億2000万円)で年間王者は1000万ドルのボーナスという高額に設定。チーム戦も加えると賞金は現在のPGAツアーの2倍になるという。

発案しているのは英国に拠点を置く〈ワールドゴルフ・グループ〉。だが実はバックにはサウジアラビアなどのマネーが動いていると言われる。突如といったが、実はもう5~6年以上も前から計画は練られていて、人気選手には接触をしていたようで、いよいよ実現に向けて始動したというのが本当のところ。

選手の反応はというと、欧州選手のトップ、ローリー・マキロイは「数年前からコンタクトを受けていた」とし、「新しいツアーの誕生は今のゴルフ界を変えるかもしれないが、米ツアーの歴史も大事にしたい」と、慎重な姿勢。

一方で欧州ツアーのサウジインターナショナルに出場していたフィル・ミケルソンは「詳細は知らないが、興味はある」とコメント。

アーニー・エルスは「コンセプトは悪くない。選手が支援すれば実現するチャンスはある」と、前向きだ。

米PGAツアーは公式なコメントは控えたが、各選手に「PGAツアーでプレーするか、新しいツアーでプレーするか、選択するしかない」と通達。つまり共存共栄はしない姿勢だ。

最も気になるのは、タイガー・ウッズの動向。当然ながら、新ツアーにウッズの存在は不可欠だ。今のところ沈黙を守っているが、万が一ウッズが動けば多くの選手が行動をともにする可能性はある。

昨季の米ツアー年間王者のボーナスは1500万ドル(約16億円)。超高額ではあるが、他のスポーツと比較してしまうと、「まだまだ低い」と見る向きもある。しばらく目が離せない。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※週刊パーゴルフ2020年2月25日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2020年2月25日号(2月10日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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