男子ツアー開幕戦で全英出場権獲得 木下稜介の研究熱心さはツアー1!?

今年の全英オープン初日が29歳の誕生日。出場権ゲットでいい誕生日プレゼントがもらえたと喜ぶ木下(写真・Getty Images)
今年の全英オープン初日が29歳の誕生日。出場権ゲットでいい誕生日プレゼントがもらえたと喜ぶ木下(写真・Getty Images) 【拡大】
1月16~19日に行われた日本男子ツアー開幕戦、SMBCシンガポールオープンで木下稜介が日本人最高の6位タイに入り、有資格者を除く上位4人に付与される全英オープン出場権を獲得した。

実は3日目までこの試合に全英出場権が懸かっていることを知らなかったという木下だが、「最終日の終盤5ホールはずっと全英を意識してプレーしていました」といい、上がり2ホールは連続バーディで締めくくった。現在28歳だが「20代のうちに海外メジャーを経験したい」という夢をもっていたそうで、それが叶ったというわけだ。

18年から賞金シードを獲得も、レギュラーツアーの優勝がない木下。いったいどんな選手なのか?

10歳でゴルフを始め、高校は地元の奈良を離れ、香川西高へ。そこで「走ることで体力がつき、体力がつけば飛んで曲がらないショットが身につくことを学んだ」といい、それ以来「走る」ことを基本にしているという。大阪学院大4年時に「朝日杯日本学生」を制し、翌年プロ入り。何度か優勝争いを経験するも、賞金シードになかなか手が届かなかった。

転機は18年の日本ゴルフツアー選手権。このとき初めていわゆるプロキャディ(石川遼のキャディも務める佐藤賢和氏)に担いでもらったのだが、そこで「賞金を稼げるプロのマネジメントを学びました」といい、本大会は23位タイだったが、翌週のAbemaTVツアーで初優勝を飾ることができたという。

ここで“人から学ぶ”ことの重要性を再確認したのか、谷口徹の合宿に参加したり、丸山茂樹によるバンカーショットの熱血指導を受けたり、稲見萌寧らのコーチを務める奥嶋誠昭氏にスイングを見てもらうなど、とにかく貪欲に話を聞きに行き、技術を身につけ、成績も伸びてきた。時には同い年である石川遼にもアドバイスを求めることもあるようで、その研究熱心さは日本男子ツアーで1番かもしれない。

ジュニア時代から旧知の仲の松山英樹とメジャーの舞台で再会できることも楽しみだという木下だが、「質問したいことがたくさんある。一緒に練習ラウンドして、聞きたいですね」とここでも研究熱心さが顔を出した。笑いながら話していた「今年の目標は賞金王!」という言葉も、ひょっとすると冗談ではないかもしれない。

(本誌・和田泰史)
※週刊パーゴルフ2020年2月11日号「芝目八目」より

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