シニアルーキーが苦労するのはグリーンの“重さ”だった!? 深堀圭一郎が“ゲキ重”パターなどで試行錯誤中

650グラムの“ ゲキ重” パターでシニアのグリーンを攻略!
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国内シニアツアーの開幕戦で手嶋多一が初優勝を遂げ、10月には伊澤利光もシニア初優勝を遂げるなど、レギュラーツアーの顔だった“シニアの若手”が台頭し、顔ぶれが変わってきた。

そんな中、レギュラーツアー通算8勝で今季シニアデビューを果たした深堀圭一郎は、シニアの難しさに直面している。今季11戦に出場して優勝はなく、富士フイルムシニアチャンピオンシップの6位タイが最高で、賞金ランキングは33位止まりだ。

「伊澤さんも1年かかりましたし、(鈴木)亨さんも時間がかかりました。私ももう少し時間がかかると思います」

伊澤はデビューから2年目の25試合目、レギュラーツアー8勝を誇る鈴木亨は55試合目と初優勝まで3シーズン要した。その要因はシニアのセッティングに対応するのに時間がかかるからだという。

主に苦労するのはコースの距離とグリーンコンディション。レギュラーは7200ヤードを超える大会が一般的。対してシニアは、7000ヤードに満たない大会が多い。また、グリーンはレギュラーほど硬くも速くもない。シニアは60代の選手も出場することから、そうしたセッティングになる。レギュラーに慣れている選手ほど、ギャップを感じるのだろう。

「ボクはシニアの中では飛距離が出るほうですが、セカンドの使用クラブが短くなるので、スピンで戻り、ピンから遠ざかることが多いんです。また、グリーンのスピードが速くないので、打っても打っても届かない。もっと打とうと思って、ストロークがおかしくなった時期もありました」

レギュラーツアーの感覚でプレーをすると、想定外の結果になりやすいという。「シニアで上位に来る選手は、柔らかいインパクトでスピンをかけすぎない。そうしたシニアの技を学ばなければいけない」(同前)

また、グリーン上の対策としてこの秋から投入しているのが、“ゲキ重”パターだ。〈オデッセイ オー・ワークス ブラック #7S〉を36インチと長くし、グリップやヘッドの重量を増やして総重量を約650グラムに仕上げた。同じヘッドで34インチと比べると100グラム以上重い。

「長尺パターの重さを36インチにした感覚です。自分で打たなくても転がってくれるし、ストロークしやすいんです。これで(遅いグリーンに)対応していきたいと思います」

“シニアの難しさ”を感じ、対策を講じている深堀。シニア界でも人気者の優勝は待望されている。鈴木亨は初優勝後、4試合で2勝を挙げるなど実力を発揮した。長らくレギュラーツアーの顔だった深堀がシニアの顔になる日も遠くはないだろう。出場を予定している今週のシニア最終戦での戦いに注目したい。

(本誌・小高拓)
※週刊パーゴルフ2019年12月3日号「芝目八目」より

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