鈴木愛は米女子ツアーメンバーになることを選ぶのか!? “70%”と“20%”の間で揺れる女心

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2017年の賞金女王・鈴木愛の完全優勝&2週連続Vで幕を閉じた「TOTOジャパンクラシック」。9月下旬から4週間、左手親指痛および左手首痛で戦線を離脱していた鈴木だが、今回の優勝でこれまでの国内ツアー14勝に、米女子ツアー1勝が加わった。復帰からわずか3試合目で米女子ツアーの出場資格まで手にしたのだから「さすが」というよりほかない。

「うれしいのはもちろんですけど、本当に夢みたい。今までの優勝の中でもすごく意味を持つ1勝。日本を越えて世界の大会での1勝には価値がある」と、優勝直後の会見で喜びを噛み締めていた。

気になるのは、鈴木が来季の米女子ツアーへ本格参戦するかということ。11月18日までに入会申請をすれば、正式に米女子ツアーメンバーになることが可能だが、

「夢なので行きたい気持ちはあるけど、まず英語もしゃべれないし、食事の面も心配。移動も大変ですし……。行きたい思いだけなら70%ですけど、いろいろ考えると20%くらいになっちゃう」と慎重な姿勢を見せていた。それから数日が経過したが、心境に変化があったのか、あらためてたずねてみると、

「今はまだいろんな人に相談中です。期限ギリギリまでいろいろ考えて答えを出します。私の中ではある程度決まってるんですけどね。それでも結論を出すのはまだ先です」と話すにとどめた。

鈴木は11月11日(月)時点で、5人追い抜き女子世界ランク19位に浮上。日本勢では畑岡奈紗(同4位)、渋野日向子(同15位)に続く3番手につけており、来年6月に決定する東京五輪ゴルフ代表に一歩近づいた。かねてから東京五輪出場を目指す鈴木が、どんな進路をとるのか。

また、来季は“プラチナ世代”の山口すず夏と共にQシリーズを突破した“黄金世代”の河本結も米女子ツアー参戦の意向を示している。河本に今後のプランを聞いてみると、「QTはドキドキしたけれど、楽しめました。アメリカはゴルフに専念できる環境があります。技術を向上させるのもそうですし、目標とする世界一を目指すためにもいい環境。今年はレギュラーツアーに慣れるのに時間がかかりましたから、米女子ツアーでも同じように時間がかかると思います。日本と米女子ツアーに出場権があるので、出場する試合をこれから調整します」と話した。

世界へ羽ばたく日本人選手が増えるのはうれしい反面、少し寂しい気もするが、国内女子ゴルフのレベルが上っている証拠であるのは間違いない。若い彼女たちの挑戦を応援したい。

(本誌・島村真理子)

※米国東部時間の18日午後5時(日本時間の19日午前7時)がメンバー登録の期限だったが、鈴木は色々な面で「まだ万全ではない」と、今回は米ツアーメンバー登録を見送った。
※週刊パーゴルフ2019年12月3日号「芝目八目」より

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