AbemaTVツアー賞金王は39歳の白佳和に 来季出場権を獲得した選手の顔ぶれは?

来季1年間ほとんどの試合の出場権を手にした白
来季1年間ほとんどの試合の出場権を手にした白 【拡大】
国内男子下部ツアーであるAbemaTVツアーの今季最終戦となったJGTO Novil FINALは、降雨によるコースコンディション不良のため、前日までの36ホールで競技が成立。通算11アンダーで首位の白佳和が今季2勝目を飾り、逆転で賞金王のタイトルを手にした。

39歳の白はプロ19年目にして初の賞金王となり、来季1年間のレギュラーツアー出場権を手にした。今年5月に太平洋クラブチャレンジで19年目の初優勝を手にした苦労人は「新星・白佳和に生まれ変われた。来年のレギュラーツアーが本番。優勝できるようにがんばりたい」と意気込みを語っている。

なお、AbemaTVツアーは賞金ランキング2位から上位19人(賞金ランキング20位)に来季のレギュラーツアー前半戦の出場権が付与される。

その顔ぶれを少しのぞいてみよう。賞金ランキング2位のT・ペクは今季下部2勝。韓国生まれでニュージーランドでゴルフの腕を磨いた。中国、ウェブドットコム、カナダでのプレー経験があり、中国では2014年と18年に1勝ずつしている。身長186センチ、105キロの巨躯が目を引く。

同3位の杉本エリックは今季下部1勝。本名は「拓也」で、千葉生まれで専修大学ゴルフ部に在籍した。名前が「エリック」なのは、1歳のときに父親の仕事で米国のサンディエゴに移住したことがきかっけ。米国の大学でゴルフの腕を磨き、卒業後にプロ転向し、米下部ツアーでもプレー。日本のQTに挑戦して、下部からレギュラーへのチャンスをつかんだ。来季は“逆輸入プロ”の実力に注目だ。

同4位の朴・ジュンウォンは14年の韓国ツアーで優勝経験があるほか、16年のISPSハンダグローバルカップで初優勝を経験。再びレギュラーツアーの舞台に戻ってきた。

同5位のハム・ジョンウも韓国人選手で、アマチュア時代はナショナルチームの元エリート。兵役後の16年に日本のQTにチャレンジし、17年はレギュラーツアーに参戦するもシードは獲得できなかった。来年は久しぶりのレギュラーで好成績を残せるか楽しみだ。

同7位に入ったのは07年に日本アマを制した小林伸太郎。16年のマイナビABCチャンピオンシップでは片山晋呉に1打差で敗れて2位。その後は低迷したが、再び表舞台に戻ってきた。少ないチャンスをものにできるか。

同9位の阿久津未来也は、日大4年の時に日本学生選手権を制した逸材。17年はプロテストに合格し、日本プロゴルフ新人選手権でも優勝するなどプロの世界での活躍が期待されていた。18年の日本プロゴルフ選手権では自己最高の6位に。今回は自らの手でつかんだレギュラーツアー参戦の切符を簡単には手放せない。

ベテランの奮闘にも注目したい。同15位の岩本高志は今年44歳のベテラン選手。16年のダンロップ・スリクソン福島オープンで自己最高の2位に入り、当時41歳で初シードをつかんでいる。その後はシードを落とすなど低迷したが、今季は下部からレギュラーツアー出場の機会を得た。このチャンスを生かさない手はない。

なお14位のスコット・ビンセント(ジンバブエ)はすでにレギュラーツアーでの賞金シード獲得がほぼ確定しており、21位の北川祐生が繰り上がる見込みだ。這い上がった彼らがレギュラーでどんな戦いを見せるか、注目だ。

(本誌・金 明昱)
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