2019ステップ・アップ・ツアーが終了 来季出場権を獲得した上位陣はどんな顔ぶれ?

ステップ賞金女王に輝き、LPGAツアー来季前半戦の出場権を手にしたヌック・スカパン(左)と、同じく2位で前半戦出場権を得たサイ・ペイイン(写真・Getty Images)
ステップ賞金女王に輝き、LPGAツアー来季前半戦の出場権を手にしたヌック・スカパン(左)と、同じく2位で前半戦出場権を得たサイ・ペイイン(写真・Getty Images) 【拡大】
2019年ステップ・アップ・ツアーは、京都レディースオープンを最後に全日程が終了した。今年は20試合が開催され、賞金女王は年間4勝したヌック・スカパンに決まった。

ヌックは日台交流うどん県レディースで4勝目をマークし、最終戦を待たずに初のステップ賞金女王の座に就き、来季レギュラーツアーの前半戦出場権を獲得。獲得賞金額は2000万円を超えた。彼女はタイ出身で、アマチュアのころからナショナルチームでゴルフの腕を磨いた。14年のアジア大会では個人戦で銀メダル、団体で金メダルを獲得しており、18歳でプロに。16年は米ツアーで腕を磨き、中国ツアーにも参戦。18年から日本ツアーに参戦したばかりだが、2年目で下部ツアーのタイトルを獲得。来シーズン、台風の目になる可能性は十分だ。

そして、賞金ランキング2位でもう1枠の来季レギュラーツアーの前半戦出場権を得たのがサイ・ペイイン。台湾出身で13年に日本のプロテストに合格。16年はレギュラーツアーで賞金ランキング44位となり、初シードを獲得。17年も同40位で2年連続シードを獲得している。18年はシードを喪失したが、今季はステップを中心に戦い、初優勝と2位が4回など好成績を残して、再び表舞台に戻ってきた。

また、賞金ランキング3位から10位の選手には、ファイナルQTの出場資格が与えられるが、その顔ぶれはこうだ。3位に仲宗根澄香(2勝)、4位に石川明日香(2勝)、5位に上原美希(未勝利)、6位にハン・スンジ(未勝利)、7位に木下彩(1勝)、8位に吉川桃(1勝)、9位に但馬友(1勝)、10位に沖せいら(未勝利)。

注目したいのは1998年度生まれ“黄金世代”の吉川桃。今季ステップ開幕戦で初優勝して脚光を浴びたが、ファイナルQT出場権を勝ち取ったからには、来季出場権を勝ち取りたいところだ。

一方で残念なのはレギュラーツアーで優勝経験がある選手が、ステップの賞金ランキングで下位に低迷したことだろう。

17年レギュラーツアー1勝の川岸史果は、今季ステップで優勝したが賞金ランキング15位。15年レギュラーツアー1勝の藤田光里も同21位。16年にレギュラーツアー賞金ランキング11位にまで上り詰めた堀琴音でさえも、同44位でシーズンを終えた。

近年の女子ツアーは若手選手のレベル向上と経験豊富な海外選手の日本参戦により、熾烈な争いから入れ替わりも早い。来年のステップでは、どんな選手が現れるのか楽しみだ。

(本誌・金 明昱)
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