ツアー最終戦リコーカップの出場枠が拡大 モチベーションも上がり、女たちのラストスパートが始まる

畑岡奈紗が米ツアー枠で出場するため滑り込みでTOTO出場が叶った大里桃子(写真・Getty Images)
畑岡奈紗が米ツアー枠で出場するため滑り込みでTOTO出場が叶った大里桃子(写真・Getty Images) 【拡大】
11月8日(金)から女子ゴルフの日米ツアー共催大会TOTOジャパンクラシック(以下、TOTO)が開幕する。この大会の魅力といえば、予選落ちがなく、賞金が高額(賞金総額150万ドル)なこと。さらに優勝すれば、米女子ツアーへの道も拓ける。実際2007年大会を制した上田桃子は、翌年から米女子ツアーに参戦した。

毎年シード権が見えた選手が、次に目指すのはこのTOTOだ。上位に食い込めば、日本女子ツアー最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ出場に弾みがつく。しかも、これまでリコーカップの出場資格は賞金ランク25位以内(+今年度のツアー優勝者)だったが、今年から30位以内と枠が広がった。選手の目の色が変わるのも当然だ。リコーカップの出場枠拡大の意図をLPGAに聞いてみると、

「協会としては、賞金が高いのでもっと多くの選手を出したいという意向がありました」それを大会側が汲み、実現に至ったということのようだ。選手にはシーズン開幕前に告知され、モチベーションにつながっていた。

TOTOは、より高いレベルの選手とともに戦うまたとない機会。選手なら誰もが出たい大会だからこそ出場資格も限定される。富士通レディース終了時点で賞金ランク35位以内なら出場可能だが、35位以内の選手の中に日本女子プロ選手権と日本女子オープンの国内メジャーをW制覇した畑岡奈紗の名前がある。畑岡は米女子ツアーでの出場資格があるため、今年は36位までの選手が出場できることになった。滑り込みで出場を決めた黄金世代の大里桃子に話を聞くと、

「TOTOは去年出れなかったので、今年は絶対に出たかったんです。出場権が得られて、すごくうれしいですね。この大会でがんばって、リコーカップで去年のリベンジをしたいです」と意気込む。

続けて35位で出場権を得た青木瀬令奈は、「TOTOは4年連続の出場です。米女子ツアーなので、海外の選手と一緒にプレーできるのはいい経験。そこで通用する部分があると、自信になります。リコーカップは、一度しか出たことがないですが、1年を通して安定した成績を残した人が出られる“ご褒美”みたいな大会。シード選手でも出られるのはひと握りですし、何度でも出たいですね」と話した。

賞金ランク上位30人と今季の優勝者だけが出場できる“狭き門”であるリコーカップへ向け、女たちのラストスパートが始まった。

(本誌・島村真理子)
※週間パーゴルフ2019年11月12日号「芝目八目」より

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●ツアー最終戦リコーカップの出場枠が拡大 モチベーションも上がり、女たちのラストスパートが始まる
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