シニアツアーで黄色いボールが飛ぶとの噂をキャッチ!マークセンを発信源とする都市伝説(?)の真相を追った

シニアツアー4年連続賞金王に視界良好なマークセンにいわれたら、信じるのも無理はない
シニアツアー4年連続賞金王に視界良好なマークセンにいわれたら、信じるのも無理はない 【拡大】
国内シニアツアーで同一メーカー、同一製品ながら白よりも黄色のボールのほうが飛ぶとの噂がまことしやかに流れている。強力な発信源は同ツアーで圧倒的な強さを誇り、今季4年連続賞金王を狙うP・マークセンとのことで本人に直撃。すると「イエス、イエロー、ロング」と真顔で返答された。

マークセンはスリクソンの黄色いボールを使用するが、今季はタイトリストからも黄色が登場。そちらを使うシニアプロの中には「うーん、白と打ち比べて、ちょっと黄色のほうが飛ぶような気がするんですよねぇ」という者も数人いた。

実際、噂を聞きつけ、この春先からつい最近まで、評判どおりに飛ばせたらうれしいと期待を込めて打ち比べたシニアプロがかなりいたようだ。しかし、大半のプロの結論は、残念ながらボールのカラーを黄色にしたところで飛距離が伸びるわけがない、結局は一緒だよ、というもの。

シニアツアーの中でもベテランの部類に入る某プロは、こう解説してくれた。

「多分イメージの問題。黄色のほうが白いボールよりも飛ぶと聞いて打って、たまたまでも実際にいい当たりが出ると『あっ、本当だ、黄色のほうが飛ぶ』という気になる。すると気分も高まって気持ちよく振れるようになり、平均飛距離を伸ばせるということはあると思う。マークセンほか黄色にして飛んだというプロは、そうした心理面の作用が働いてのことだろう」

また、メーカー関係者に噂の件を訊ねても「黄色の塗料にすることで、例えばディンプルになんらかの影響を与えるなどして性能が変わるボールはルール違反になるので、あってはならないし、今の製造技術を持ってすればあり得ないこと」という。要は、白いボールも黄色のボールも性能的に何ら変わらないとのことだ。

「ただ、今どきの黄色のボールは、各社、打球がよりよく見えるような仕上げにしています。それで、シニアのプロが颯爽と飛んでいく打球を見て、気持ちよく振れて飛距離を伸ばせているとも考えられますね」

そう、シニアになって目が悪くなり、打球が見づらくなった、とは選手からよく聞く台詞だ。なるほど、それで黄色が……。実に納得がいく。

(ゴルフライター・伊藤昇市)
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