女子ツアー最終リランキングが終了 綱渡りの戦いでサバイバルした選手は?

ギリギリ滑り込んだ辻(写真・Getty Images)
ギリギリ滑り込んだ辻(写真・Getty Images) 【拡大】
女子ツアー終盤戦の出場選手の顔ぶれがほぼ決まった。シード選手以外のシーズン途中の賞金ランキングによってその後の出場権を決めるリランキング。その第2回が、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了後(9月29日)に行われた。シーズン最後のリランキングとあって、来季のシードもかかる終盤戦に出られるかどうかがかかる大事なポイントだ。

各大会の出場選手次第ではあるが、昨年実績を参考にすると、35位以内であれば、ほとんどの試合に出場できる。ボーダーライン上を中心に注目の選手たちを追った。

2017、18年と保持したシード権を手放し、今季はQT29位でプレーしていた辻梨恵は、ミヤギテレビ杯2日目を終えて首位タイ。最終的に7位タイの成績を残した。大会前の暫定リランキングは37位だったが、これが効いて32位に滑り込んだ。「(リランキングは)意識していました。トップ10は目指していて」と、初優勝は逃したものの、踏みとどまった格好だ。

35位とボーダーライン上で大会に臨んだ安田彩乃は、15位タイで最終日を迎えたが、結局22位で終戦。一つランクダウンのリランキング36位となった。「もうちょっと頑張りたかったです。リランキングの順位もしっかり受け止めてまた最後の数試合、出られるところで稼いでやれたらいいかなと思います」と、与えられた場で勝負する。

QTを視野に入れながら自分のゴルフをしようとしたベテラン勢もボーダーラインに届かなかった。下川めぐみ(37位)、前田陽子(38位)、西山ゆかり(44位)、表純子(48位)といずれも苦戦。「あんまり意識しちゃうと逆効果。なるようにしかならない」と、前田は厳しい表情を見せる。

「(去年に比べれば)よくなってきている。焦ってないけどゆっくりもしてられない」とは西山。これに対して、公傷からの復帰シーズンである表は割り切ったもの。「よくなればもちろんその方がいいけど、QTに向けて頑張ります」。肩の痛みなくプレーできる喜びに、笑顔すら見せる。ゴルフへの情熱は45歳の今も衰えていない。

シーズン当初から「今年ではなく来年のためのゴルフをしよう」と決めていた藤田光里は、41位にも動じることはない。18年のシーズン前に左ヒジを手術し、昨年はサードQTで落ちてランキング116位で迎えたシーズンとあって腹をくくっている。

一時は日本ツアー撤退のうわさも流れたアン・シネも、43位と出場できる試合は限られる。それでも「リランキングは意識していませんでした。プロテストを受けるので、そこに向けて調子を上げていきたいです」と、気持ちを切り替えている。

ツアー活性化のために始まったシーズン2回のリランキング。だが、本当の勝負はこれからだ。終盤戦出場権を得たものはシード権獲得に向けて、試合が限られる者は、そのチャンスを生かそうと、さらに必死の戦いが続く。

(ゴルフジャーナリスト・小川淳子)
※週間パーゴルフ2019年10月22日号「芝目八目」より

週間パーゴルフ2019年10月22日号(10月8日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●サインしたその日に売りに出された!? ショックを受けた青木瀬令奈がその心情を吐露
●イ・ボミが既報のお相手と12月に結婚 ハデ婚? ジミ婚? どんな式になるの?
●女子ツアー最終リランキングが終了 綱渡りの戦いでサバイバルした選手は?
●三菱ケミカルから女性による女性のためのシャフトが誕生!超軽量化が進む時代に30グラム台がない理由は?
●放映権問題での確執はくすぶり続けたまま 2020年の女子ツアーは粛々と行われる見込み!?

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ