米PGAツアーが通年でドライバーの反発テストを実施 「赤」「黄」「緑」で判定するが、黄色が続出しそうな予感!?

適合テスト問題でR&Aと揉めたシャウフェレ(写真・Getty Images)
適合テスト問題でR&Aと揉めたシャウフェレ(写真・Getty Images) 【拡大】
9月3日、米PGAツアーは選手たちに「ドライバーテストプログラム」と題されたレターを一斉に送付した。2019-20シーズンからドライバーの反発係数テストが実施されるという通達で、開幕戦のミリタリートリビュート・アット・ザ・グリーンブライヤー(9月12~15日・ウエストバージニア州)から早速に開始された。

大会前に実際に選手が使用するドライバーを計測するというもので、通年で、どの試合で実施されるかの告知なしに検査が実施される。希望者のほか、ランダムで抽出された選手が抽出される。

問題なしなら「緑」、規定内だがやや危ないは「黄」、規定外で不合格は「赤」と色コードで選別、「赤」と認定されたクラブはもちろん試合では使用できなくなり、直接メーカーへと送り返されるが、結果は公表されない。計測方法はペンデュラム(振り子)式の計測器でCT値257(反発係数に換算して0.830)までのクラブが適合という基準は変わらない。

このテストが実施される背景には、7月の全英オープンでR&Aがザンダー・シャウフェレのクラブを不適合と認定し騒動になったことが大きく影響している。「チーター(ずるいヤツ)」呼ばわりされシャウフェレは激怒したが、数日後にR&Aと和解した。

問題は、シャウフェレとしてはメーカーから合法クラブを受け取りプレーしていたはずが、わずかに数値が規定外となったこと。一般的にはボールを強く反発させるにはクラブフェースを薄くするので、「選手が普通に使用しているだけでも、金属摩耗で規定外となってしまうことがあると認識した」と米PGAツアー。これまでも抜き打ちでテストは行ってきたが、これからは選手が望めば自分からクラブテストを受けることができる。

開幕戦での選手たちの反応はさまざま。

「まったく歓迎していない。規定内といわれたクラブを使って違反といわれるのは不公平」と、ブレンダン・スティール。一方、ブランデン・グレースは「クラブの状態に選手が責任を持つのは当然」という。

また「赤」はともかく「黄」のクラブが続出するのでは? と推察する米メディアも。いずれにしても今後選手たちは万が一の“不適合”に備え、信頼の置ける二番手ドライバーを準備して試合に臨むことが必須になりそうだ。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
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