日本女子プロでプロアマ出場選手のハーフ交代制を採用 選手の負担を減らしてアマチュアも喜ぶ一挙両得!?

プレーヤーズ委員長の有村も交代制を歓迎
プレーヤーズ委員長の有村も交代制を歓迎 【拡大】
一般的にトーナメントのプロアマ戦とは、大会スポンサーがゲストを招き、選手とともにプレーするもの。大会を開催するためにサポートしてくれるスポンサーに対して、プロがおもてなしをする場所でもある。基本的にプロアマは大会本戦の開幕前日に行われることが多く、ここに出場するプレーヤーは、スポンサーからの推薦選手、ツアー優勝者やシード選手が対象となっていた。

通常は一人のプロがアマチュアと18ホールをともにするが、先週開催された日本女子プロゴルフ選手権のプロアマでは、午前と午後で交代するシステムが採用された。この大会の主催者である日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が施行した試みなのだが、その目的について聞いてみた。

LPGA広報は「以前から上位選手からの要望、特に『毎回プロアマに出場する選手が同じ』という声があり、今回導入することになりました」と説明する。また、「より多くの選手がプロアマに参加することによって、大会がどのように成り立っているのかを知ることができるということや、プロアマ日の負担が軽減されることによって、空いた時間を練習に費やすことができるというのもあります」という。

確かにプロアマに出場したことがない若手には大会の仕組みを知るうえでは貴重な経験だろう。負担軽減で練習量を確保できることは、選手にとってはメリットといえる。今年、プレーヤーズ委員長を務める有村智恵はこう語る。

「ずっと私たち選手が望んでいたことだったので、すごくありがたいです。近年は4日間の試合も増えましたし、日本の場合は前夜祭とプロアマパーティもあります。そうなるとプロアマに出場する選手の拘束時間が長くなるので、体調を整える必要もありますから。いつも同じメンバーがプロアマに出ることが多いので、いろいろな選手をお客様に知ってもらう機会にもなります。プロアマに初めて出場するという選手にとっても、プロ意識を高める機会になると思います」

また原江里菜は「コースを知っているところだったら、この方式でやってほしいです。ハーフのほうが体力的にも助かります。プロアマあってのトーナメントですが、これから4日間大会が増えることを考えると、プロアマをこなすのは大変なのではと思います」と語る。

今季、ツアー初優勝した河本結も「お客様の中でも『一度に二人のプロと回れてうれしい。選手としてもそのほうがいいよね』と理解を示してくれていました」と、プロアマに参加するゲストも好意的だったこと強調していた。

この入れ替えシステムが今後、他のトーナメントにも波及していくかは未知数だが、選手の負担軽減やアマチュアへのホスピタリティの底上げなど、良い方向に向かっていくことを期待したい。

(本誌・金 明昱)
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