LPGAのプロテスト1次予選が開始 プラチナ世代、韓国勢など注目の選手は誰?

今年の大東建託・いい部屋ネットレディースでローアマを分け合った西村(左)と古江。プロテスト1次予選でも同組でワンツーフィニッシュ
今年の大東建託・いい部屋ネットレディースでローアマを分け合った西村(左)と古江。プロテスト1次予選でも同組でワンツーフィニッシュ 【拡大】
女子プロテストの第1次予選(8~9月)がスタートした。続けて第2次(9~10月)、最終(11月)と続き、上位20位タイまでが合格となる。1次はA~Eの5地区に分かれているが、まずはD地区(8月21~23日)が終了した。

今年は例年のプロテストにも増して熾烈な争いになるといわれている。その理由の一つは、今年からQT(予選会)への出場条件が大きく絞られてきており、2021年にはLPGAの「正会員」にほぼ限られる予定であることだ。プロテストに合格して「正会員」になることでQT出場の権利を確保し、少しでもツアーに出場できる道をつくっておく必要がある。

さて、各選手の実績などによりスタート地点は異なるが、1次予選から出場の注目選手は、古江彩佳と西村優菜だろう。共にナショナルチームでプレーした2000年度生まれの“プラチナ世代”。二人はすでにレギュラーツアー出場経験があり、ローアマチュアを獲得するほどの実力。1次予選は古江が1位、西村が2位。3位以下を10ストローク以上引き離して、危なげなく2次予選に駒を進めた。

プロテストに出場予定の“プラチナ世代”はまだまだいる。

過去3年間の日本女子アマ優勝者と日本女子オープンローアマチュア獲得者は、最終プロテストからエントリーが可能。そこに該当するのが、日本女子アマ優勝者の安田祐香(17年)と吉田優利(18年)。日本女子オープンでローアマを獲得している小倉彩愛(17年)、後藤未有(18年)だ。

また、今年から規定が変更され、現在の高校3年生(開催年度4月2日時点で満17歳以上)も受験可能となったこともプロテストをさらに過酷にしている。それに該当するのは、今年の日本女子アマで優勝したジャンボ尾崎の門下生、西郷真央らだ。

すでに海外でプロの資格を持っているにも関わらず、日本ツアーQT出場資格を得るため、プロテストを受験する選手もいた。

1次予選を27位タイで通過した韓国選手のキム・アイン。アマチュア時代は現在世界ランキング5位のイ・ジョンウン6(今季の全米女子オープン覇者)とナショナルチームで共にプレーしたこともある逸材で、年齢は今年12月に24歳を迎える。ただ、韓国での実績はほとんどなく、活路を日本に見出そうとしているようだ。

昨年のファイナルQTで“次世代クイーン”と注目を浴びたユ・ヒョンジュは、今年度TP単年登録者なので、最終プロテストから受験が可能。昨年のQTで「日本のプロテストを受ける」と断言しており、確実に出場してくるだろう。

最後に気なるのが“黄金世代”の三浦桃香だ。今季はQT6位で前半戦に出場したが、第1回リランキングで後半戦への自力出場はほぼなくなり、苦境に立たされている。TP単年登録者なので、最終プロテストから受験可能だが、3度目の正直で晴れて正会員となり、QT出場資格を得たいところ。

高校生、ナショナルチームを経験したトップアマ、さらに韓国と日本のツアーを経験済みのプロが入り混じる今年のプロテスト。ピリピリとした雰囲気の中、誰が最後に合格を勝ち取るのか注目したい。

(本誌・金 明昱)
※2019年9月10日号「芝目八目」より

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