渋野日向子が全英女子優勝でランキングごぼう抜き!2020五輪代表の行方はどうなる?

五輪を狙うには米ツアーでの好成績が必要!? 左上から時計回りに渋野、畑岡、鈴木、比嘉(写真・Getty Images)
五輪を狙うには米ツアーでの好成績が必要!? 左上から時計回りに渋野、畑岡、鈴木、比嘉(写真・Getty Images) 【拡大】
渋野日向子がAIG全英女子オープンで初出場、初優勝したことで世界ランキング(ロレックスランキング)を一気に上げた。

日本勢としては、世界ランキング10位の畑岡奈紗に次ぐ14位で2番手。これで来年開催される東京五輪出場(女子は8月5~8日、埼玉・霞ヶ関CC)にグッと近づいたといわれている。

五輪に出場できる各国代表選手は、国際ゴルフ連盟(IGF)が世界ランキングを基に算出している「オリンピックゴルフランキング」(以下OGR)で決まる。女子は同6月29日付のOGR上位15位までの選手に出場権が与えられ、各国最大4人まで出場可能。16位以下は、1カ国二人(15位以内の有資格者も含む)を上限に選出される。

最新のOGRは畑岡奈紗が10位、渋野が12位で、現段階ではこの二人が五輪出場圏内となる。いずれにしても各ツアーで良い成績を収めてポイントを稼ぎ、世界ランキングを上げていくのかが重要になる。

世界各国ツアーの試合のポイントは、世界ランキングの上位選手の出場人数、ポイント保持者の出場人数など、大会ごとに変動している。世界ランキングは、獲得した「総合ポイント」をこれまで出場した対象試合数で割った「平均ポイント」で決まる。

全英女子オープンの優勝で、渋野は総合ポイントとして「100ポイント」を獲得。前週の7月29日時点では総合72.47ポイント、平均2.07ポイントで46位だったが、全英女子オープンで優勝して、総合172.47ポイント、平均ポイントが4.92まで上がり、14位にジャンプアップした。北海道meijiカップ終了時点の平均ポイントは少し下がって、4.83。ランキングは変わらず14位のままだ。

このようにポイント付与のシステムはかなり複雑で、あらかじめポイントが決まっているのは海外メジャーの5大会のみ。

参考までに、昨季の米女子ツアー優勝者の1試合平均獲得ポイント数は53.4ポイント、日本女子ツアーだと18.3ポイントだった。ポイントの高い米ツアーと日本とではかなりの差があるわけだ。つまり、渋野よりも下位に控える選手が米ツアーで結果を出せば追い抜かれる可能性がある。

ただ、日本勢として3番手の鈴木愛は世界ランク28位(平均ポイント3.00)、4番手の比嘉真美子は同45位(同2.06)。現時点で渋野はがぜん有利な立場にいるが、「東京でやる五輪だからこそ出たい」(鈴木)、「全米オープン5位で五輪への思いがより強くなった」(比嘉)と、二人の意気込みは十分。今後もランキングを上げてくることだろう。

一方の渋野も「東京五輪で金を取りたい」と語っているが、実際、大きな重圧に打ち勝つ強心臓の持ち主。ガラリと変わった環境に動じることがなければ、五輪の切符をつかむ可能性は高い。五輪出場権の行方からまだまだ目が離せない。

※本文中のデータは8月12日時点のもの

(本誌・金 明昱)
※2019年9月3日号「芝目八目」より

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