雨で予約をキャンセルするゴルファーが増加 ところで、今でもキャンセル料って取られるの?

写真は九州を襲った集中豪雨で初日が中止となった日本プロの会場
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せっかくのゴルフ、よほどの大雨でない限り、天候を理由にキャンセルなんてもってのほか、という読者も多いはず。しかし、最近では「雨だからキャンセル」する人が増えているという。その実態を確かめるため、いくつかのゴルフ場に問い合わせてみた。すると、総じて「確かに雨を理由にキャンセルする方は増えています」との回答。中には「特に大雨というわけでもないのに、天気予報に雨マークがついているだけで、キャンセルする人もいます」という声も聞かれた。

クローズにならない限りプレーするのが当たり前の昔ながらのゴルファーにとって、正直びっくりの話だが、ゴルフ場関係者に聞くと、こんな事情を明かしてくれた。

「それこそバブル時代は、コースの予約もひと苦労でしたので、ちょっとやそっとの雨でキャンセルなどはありえませんでした。また、接待ゴルフなど仕事がらみのプレーが多かったことも(雨でもキャンセルしない)要因のひとつだと思います。しかし、今はインターネットで簡単に予約が取れますし、ゴルフはレジャーと考える人が多くなったのでしょう。お金を払ってプレーするわけですから、天気のいい日に回りたいと思う気持ちも分かります」

ここで気になるのはキャンセル料。関東近郊でインターネット予約が可能なコースに聞いてみたところ、「プレー日から1週間以内での3組以上予約のキャンセルの場合、1組に付き1万円のキャンセル料がかかります」とのこと。また別のコースでは「もともとの予約が満枠だった場合は、キャンセル料をいただいています」との回答で、基本的にはキャンセル料がかかるコースが多いようだ。

しかし中には「『キャンセル料が発生する場合がある』と謳っておりますが、事前にご連絡をいただいたお客様には請求はしていません」「別の日に振替予約をしていただければ、キャンセル料はいただいていません」というコースもあった。ちなみに「キャンセル料の請求方法は、当日のお支払い、幹事様の次回来場時のお支払い、請求書の発行など、場合によって変わります」とのことだ。

ゴルフ場にとって、キャンセル料は機会損失の補填であり、儲かるわけではない。そのためキャンセルを減らす工夫もしている。

「無料でキャンセルできる期限を10日前から3日前に変更し、さらに天気予報が良くない場合には前日の夕方でも受け付けるようにしたところ『天気が悪そうだから早めにキャンセル』という人が減ったのでしょうか、キャンセル自体は激減しました」

もちろんどのコースも「当日、雨による警報が出た場合はプレーできる状態ではないという判断で、キャンセル料はかかりません」とプレーヤーの安全を第一に考えている。

土砂降りの中のゴルフは、ケガをする可能性があるので、お勧めはできない。しかし、多少の雨であれば、安易にキャンセルせず、「それもゴルフ」と考え、雨のプレーそのものを楽しむくらいの余裕をもちたいものだ。

(本誌・和田泰史)
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