レギュラーツアーより賞金が低いのに経費は下部ツアーのほうがかかるってホント?

(画像・Getty Images)
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Abema TVツアーの某試合にて、とあるプロが「下部ツアーはお金がかかる…」と嘆いていた。よくよく聞いてみると、毎日1万5000円前後のプレーフィを支払っているというのだ。4日間(練習日と3日間の本戦)で6万円程度の出費は、Abema TVツアーをメインに戦う“稼ぎの少ない”プロにとってかなりの痛手である。

レギュラーツアーではエントリーフィ(ほとんどの試合が1万円+消費税)を払えば、本戦および指定練習日のプレーフィが無料という話も踏まえて、JGTOに確認してみた。

「レギュラーツアーは、主催者様がコースを借りており、選手のプレーフィも負担いただいているのが慣例です。一方、下部ツアーは試合数を少しでも増やしたいという観点から、主催者様のご負担を少しでも減らすため、JGTOがコースを借り、プレーフィは出場選手に負担してもらっています。もちろん、コース側には割引料金でお願いしています」(JGTO 広報部長・田中謙治氏)

ただでさえ賞金が少ない下部ツアーでは、宿泊費や移動費などを考えると、ベスト10に入っても収支はマイナスというケースもありえる話だが、一つでも試合が増えることは、単に賞金だけでなく試合経験が増えるなど選手達にとってプラスになる。また、ハングリーさが養われ、それが将来の役に立つということもあるだろう。

では、女子ツアーはどうか? ユピテル・静岡銀行SBSレディースで優勝した藤田光里はこう明かす。

「レギュラーツアーは1日数千円、1試合で1万円もしないかな。ステップ・アップ・ツアーは1日1万円くらい払っているイメージです。レギュラーツアーの感覚で行くと、練習日を含めた4日間の支払い総額は結構変わってきますね」と、ステップ・アップ・ツアーのほうが高いと感じていた。

そのあたりをLPGAに確認したところ「両ツアーとも、主催者様および開催コース様に委ねられており、どちらが高いということはありません。ただ、レギュラーツアーにキャディを帯同している選手からすると、キャディフィが必す発生するステップ・アップ・ツアーのほうが高く感じることがあるかもしれません」とのこと。

レギュラーツアーのほうが下部ツアーより優遇されるのは当たり前。プロなら良い成績を出して、賞金を稼げばいい、そういってしまえばそれまでだが、金銭的な理由で競技から撤退する若手選手が出るような事態だけは避けるべきだろう。

(本誌・和田泰史)
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