イージス・アショアの配備候補地の隣に秋田CC 最終決定前で静観の構えも施設からは600メートル!?

防衛省が秋田県・秋田市に提出した資料より。右に秋田CCが見えるが、施設を建てる場合は700mの円のすぐ外側となるため、コースからは600mほどになりそうだ
防衛省が秋田県・秋田市に提出した資料より。右に秋田CCが見えるが、施設を建てる場合は700mの円のすぐ外側となるため、コースからは600mほどになりそうだ 【拡大】
日本海からミサイルが飛来することを想定した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地選定に関して、防衛省の資料に誤りが発覚し、秋田市内での住民説明会が紛糾したことが先日話題となった。その報道の際、同市内にある有力候補地・陸上自衛隊新屋演習場の隣にゴルフ場があることに気づいた人もいるだろう。

コースの一部が同演習場から道路を隔てた向かいにあるのは、秋田カントリー倶楽部。1961年に秋田県内初のコースとしてオープンし、80年から5年連続でLPGAツアーの東北クイーンズの舞台ともなった名門コースだ。

今回の騒動もあり、不安はないのかコースに聞くと、意外な言葉が返ってきた。

「プレーを楽しみに来ている場所という意識があるのでしょう。クラブハウス内のお客様、メンバーによる各種委員会などでも、イージス・アショアの話は聞いたことがありません。具体的に隣の演習場内に決定したわけでもないですし、演習場内のコースに近い場所になるのか、遠い場所に施設が建てられるのかも分からないので……」

たしかに防衛省に聞いても、まだ新屋演習場は候補地の一つであり、仮に決定地となっても施設の設置場所が決定されているわけではない。だが、5月27日に防衛省が秋田県と秋田市に渡した説明資料には、新屋演習場が最適地であることだけでなく、すでにおおよその施設配置位置も明記されている。演習場は約1.1平方キロと広いわけではなく、その説明資料にある住居や公共施設などから半径700メートル以上離れた場所となると、コースから施設までは600メートルほどしかなさそうだ。

今後、防衛省がさらに住民の不信感を高めてしまう事態を招く可能性もある。そうなると、同コースも声を挙げざるを得なくなるかもしれない。同演習場にイージス・アショアが配備されるか分からないが、秋田CCがそこに巻き込まれないことを願うばかりだ。

(本誌・中澤浩治)
※2019年7月9日号「芝目八目」より

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