ゴルフ場利用税問題に風穴空く!? 静岡で“ワンオンゴルフ”の利用税が半額に

ワンオンゴルフ協会の公式HP(http://www.1on-golf.com/)
ワンオンゴルフ協会の公式HP(http://www.1on-golf.com/) 【拡大】
既存の本コースをパー3コースとして使用する“ワンオンゴルフ”(GAME54)。手軽な新しいプレースタイルによるゴルフ人口の増加を目的に、一昨年、一般社団法人ワンオンゴルフ協会が設立され、現在は普及に努めている段階だ。

具体的にはパー3はそのまま、パー4は2打目地点(IPポイント)、パー5は3打目地点にティグラウンドを設置し、そこからプレーする。距離は概ね半分になるため、料金も半額とするようゴルフ場に要請している。元からのショートコースを回るより、グリーン周りの造りがしっかりしているためゲーム性が高いのが利点。飛距離が落ちてきたシニアのゴルフ離れ防止や、初心者が本コースに出る際のハードルを下げる役割も期待されている。

そのワンオンゴルフ、当然ながらゴルフ場利用税も支払うことになるが、その税額も半分で良いとする判断が静岡県で下った。

地元紙・静岡新聞が報じたところによると〈県は県税の規則を改正し、同利用税の税率軽減対象に「コースの合計の長さが2分の1以下である利用」を追加。ゴルフ場の規模などにより450円~1200円(18歳未満、70歳以上、障害者など免除)の利用税が半額になる〉。全国の都道府県でも初めての措置だという。

ゴルフ場利用税といえば、年末になると廃止派と堅持派が国会議員会館で激しいロビー活動を繰り広げ、結局は存続されるというのが毎年の風物詩のようになっている。

廃止を半ばあきらめているゴルファーも多いと思うが、税収確保のため是が非でも利用税を堅持したいはずの地方自治体が、こんな柔軟な姿勢を見せてくれるとは、少し風向きが変わってきたかというと、そういうわけでもないようだ。

「今回の措置は静岡県ゴルフ場協会の尽力で実現しました。県としても、これから70歳以上の高齢ゴルファーが増えて非課税の割合が高くなると、税収がガクンと落ちてしまいます。そうならないよう、ゴルフ人口の拡大につながる施策として認められたのではないでしょうか」(ワンオンゴルフ協会代表理事・吉川丈雄氏)

その静岡県では、サザンクロスリゾート、西熱海ゴルフコース、富士カントリークラブの3コースがワンオンゴルフを導入。その他の地域では北海道、神奈川、兵庫に1コースずつと普及はまだまだという印象だが、静岡の成功例を足がかりに全国に広めていきたいとしている。

さて、ゴルフ人口減少の歯止めにつながるか?

(本誌・金子信隆)
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